真夏のトルコ紀行




第5日(7/20)  カッパドキア地方〜アンカラ

町を散歩

カッパドキアとは、ヒッタイトの言葉で「美しい馬のいる場所」という意味で、この地方は文字どおり美しい馬の産地だったようです。「カッ」が美しい、「パド」が馬、「キア」が場所という意味だそうです。トルコ語は日本語の文法とにているところがありますね。
早朝の町を歩くと、小さなモスクがあり、石積みの住居が並んでいました。
町並み 店
ウチヒサール

ウチヒサールとは、3つの要塞を意味します。ごつごつとした岩山を中心にできた村で、ヒッタイトの時代(紀元前2000年頃)から要塞として使われてきました。塔のような形をした岩山には、数十年前まで実際に人が住んでいたそうです。岩には多くの穴が開いていて、鳩の巣として利用されています。これは鳩の糞からブドウ畑などにまく肥料を集めるためです。
ウチヒサール ウチヒサール
岩にたくさん鳩の巣の穴が開いています
ウチヒサール ウチヒサール オルタヒサール
遠くにキノコの形をした岩が見えます ラクダ君がよく似合います オルタヒサールの町が見えます
ギョレメ野外博物館

屋外博物館の壁面のあちこちに穴があいています。これは岩窟教会で、異教徒たちに教会の存在がわからないよう、岩をくり抜いて造られています。カッパドキアの修道士たちは、岩盤を掘り抜いてビザンチン様式の教会を建築しました。壁面にはキリストの物語や聖人のイコンなどのフレスコ画が描かれています。
ギョレメ野外博物館 ギョレメ野外博物館 ギョレメ野外博物館
野外博物館の全景 この岩の穴は自然にできたのかな? 岩肌には多くの穴が開いています
ギョレメ野外博物館 ギョレメ野外博物館 ギョレメ野外博物館
岩窟教会の入り口です 岩窟の内部です こちらはカラフルでした
トルコ絨毯

遊牧民によって織られ始めた絨毯は、テントで暮らす彼らがむき出しの地面に敷くためのものだったそうです。ていねいに説明してくれたあとは、かなりしつこかったです。。。
トルコ絨毯 トルコ絨毯 チャイ
緻密な手織り作業です 美しい絨毯がずらっと並んでいます チャイがとっても美味しいよ
ゼルベの谷

カッパドキアの地形は数千万年前に起きた大噴火によって、火山岩が流れ出し大量の火山灰や玄武岩等が何層にも堆積し、それらが次第に固まり凝灰岩層となりました。その後、風や雨による侵食で、硬い火山岩の下だけが浸食されずに残り、現在の独特な地形が作られました。この妖精の煙突が立ち並ぶと、実に不思議な光景です。
ゼルベの谷 ゼルベの谷
ゼルベの谷 ゼルベの谷 らくだに見える?
妖精の煙突が並ぶゼルベの谷を散策します ラクダに見えますか?
洞窟レストラン 洞窟レストラン マス料理
洞窟レストランでアラバルック(マス料理)のランチです
美しい絵皿 陶器店 アイスクリーム
細かくて美しい絵皿や壺などがずらっと並んでいます トルコアイスではありません
ホテル ホテル ホテル
大きくてきれいなホテルだけど、周辺には何もなくて、部屋に問題もありました。。。
たび日記

☆7月21日 カッパドキア観光
朝食後、出発までの時間に町を少し歩いてみました。小さなモスクがあり、石積みの住居が並んでいます。私は、少しでも時間があると、町をぶらっと歩くのが好きです。ときにはそこに暮らす人々の生活が見れるのでね^^
小さな駄菓子屋が開いていたので、水を買っておきましょう。ちなみにスーパーマーケットでは30円、商店で45円、ドライブインで80円、ホテルやレストランで160円程度が相場でした。(500mlペットボトル) そうそう、屋台で売ってるのは気をつけないと、井戸水を詰めた粗悪品もあるようです。


☆最初の観光は「ウチヒサール」です。
ふと見るとラクダ君がいました。ここによく似合う風景ですね♪
振り返るとオルタヒサールの町並みが見えます。岩にくっつくようにマッチ箱のような住居が密集しています。ここには行かないとのことでしたが、うーん 行ってみたいところです。谷の先にはキノコのような奇妙な岩が見えます。早く間近に見てみたいな♪


☆「ギョレメ野外博物館」です。
ギョレメの地名は「見てはならない」という意味だそうです。4世紀頃からキリスト教徒がこの地に集まりだしました。やがてイスラム勢力がこの地を治めると、キリスト教徒にとっては「見られてはならぬ」ってことでしょうか。外から見られないように、岩窟に教会を作り、地下都市を築いたそうです。壁画を見るだけで迫害から逃れてきた歴史が感じられました。


☆お約束の店めぐりはトルコ絨毯店です。
少し休憩したくなる頃に店に行くって上手い設定だなあ。織り子さんの真剣な眼差しや素早い手の動きに感心しました。素晴らしい手織りの作品はめっちゃ欲しかったけど、とても手が出る金額じゃないんよね。。。


☆「ゼルベの谷」です。
ニョキニョキと生えたキノコを連想させるへんてこな風景が続いています。感動というより奇妙! カッパドキアの奇岩は「妖精の煙突」と呼ばれ、伝説ではこの煙突の下には妖精たちが暮らしていたそうです。妖精の煙突が立ち並ぶと、実に不思議な光景です。


☆ランチは「洞窟レストラン」でマス料理です。
すごく感じのいいレストラン。本当に山をくりぬいて、洞窟にしているのがいいですね^^
1匹丸焼きがでーんっと乗ってるんだけど、日本とは向きが逆だね。薄味で美味しかったけど、魚をフォークとナイフで食べるのは難しかったです。やっぱり日本人は箸やね!


☆アンカラへ
カッパドキアの観光を堪能して、ひたすらアンカラに向かいます。ホテルは首都アンカラ市内たけど、畑の中にぽつんとあって、外出のしようがありません。もっとも疲れてるから、さっさと寝るだけなんだけどね。
部屋は広々してきれいでした。が、なぜかベランダのドアが開いてました。しかも鍵が壊れて閉まりません。ホテルにとってセキュリティは最も重要なのにお粗末な。。。
もちろん食事中に直しておいてもらいましたよ。ほかの部屋でも、同じようなトラブルがあったようです。このあたりがトルコらしい? (笑)

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(6日目へ続く)