真夏のトルコ紀行




第3日(7/19)  チャナッカレ〜エフェソス〜パムッカレ

エーゲ海 右手に美しいエーゲ海を眺めながら、南下すると、延々とオリーブの森が続きます。もちろんオリーブオイルを採るために植えられたものです。

昼食は「チョプシシ」。トルコ風串焼きです。小さな牛肉片を串に刺して炭火で焼いたもので、香辛料が食欲を誘います。
ちなみにシシは串、ケバブは焼肉という意味です。
チョプシシ
聖母マリアの家

エフェソスの都市遺跡の南方の山中にあります。発見された当時は基盤と壁の一部が残っていただけだったのが、修復されて石造りの小さな家が建てられています。中には聖母マリア像が安置されていて、熱心な信者がお祈りを捧げていました。屋内は撮影禁止です。
聖母マリアの家 聖母マリアの家
入口に向かって延々と続く人の烈!
聖母マリアの像 聖母マリアの家 聖母マリアの家
小さな聖母マリアの像 聖母マリアの家 ここの水で手を清める
エフェソス遺跡

紀元前287年リシマコス帝の治世時に築かれました。紀元前2世紀にはローマ帝国の属領となり、帝国有数の都市として繁栄しました。アントニウスとクレオパトラが歩いたという通りも残されています。1世紀に造られた水洗式公衆トイレ、117年に完成したセルスス図書館、収容25000人を誇る古代劇場など見所がいっぱい。
エフェソス遺跡 エフェソス遺跡
エフェソス遺跡 エフェソス遺跡 エフェソス遺跡
オデオン(音楽堂) 美しいアーチのポリオの泉 クレティア通りを下ります
エフェソス遺跡
エフェソス遺跡 エフェソス遺跡
ハドリアヌス神殿 1世紀に造られた公衆トイレ 優美な姿のセルスス図書館
エフェソス遺跡 エフェソス遺跡 エフェソス遺跡
修復が行われていました 収容25000人を誇る古代劇場 大劇場の遠景
ヒエラポリス遺跡

1世紀から3世紀にかけてローマ帝国の東の拠点として、また温泉保養地として繁栄を極めた「ヒエラポリス遺跡」があります。今は円形劇場跡が残るだけだけど、そこには45,000もの人が暮らし、観劇を楽しんでいたとのことです。たいへん興味深い遺跡です。
ヒエラポリス遺跡 ヒエラポリス遺跡
石灰棚

太古に降った弱酸性の雨が、炭酸カルシウムの地下水となりました。それが地熱で温められて湧き出て温泉となって流れ出ます。その流れで運ばれ、沈殿した石灰が固まったものです。それが純白の棚田のような景観になっているで、石灰棚と呼ばれています。日中は青空が映って真っ青に、夕方には金色に輝く姿は、この世のものとは思えない美しさです。
石灰棚 石灰棚
純白の石灰棚に感動 傾いた日差しを受けてもきれい
石灰棚 石灰棚 石灰棚
まるで白い棚田のよう! 裸足になれば入ることができます 夕日に輝く石灰棚
ホテル 宿泊はパムッカレのホテルです。満室でエアコンがまったく効かず、暑くてなかなか眠れなかったです。窓を開けると蚊の攻撃に遭うし。。。


←宿泊したホテル「ポラット サーマル」
夕食はビュッフェ。パンはどこで食べても美味しいです。
夕食
たび日記

7月19日 チャナッカレからエフェソスへ
町を抜けると右側に明るく穏やかなエーゲ海が見えてきます。ときどき島が見えますが、すべてギリシャ領だそうです。また、この周辺はオリーブの森になっています。地中海性の気候がオリーブの生産に適して、世界有数のオリーブオイルの生産国だそうです。

途中で休憩を兼ねてトルコ石店へ。ツアーのお約束だから仕方ないけど、美しいトルコ石を見せてもらったので、それもいいかな。
ランチは「チョプシシ」。トルコ風串焼きです。まるで焼き鳥のような感じで、程よい香辛料が美味しかったです。トルコ料理は、フランス料理や中国料理と並んで世界三大料理のひとつといわれています。 オスマン宮廷料理の流れを受け継いでいて種類が多く、オリーブ油と香辛料を多く使うのが特徴だそうです。


聖母マリアの家
エフェソス遺跡の前に立ち寄りました。聖母マリアはイエスの死後、聖ヨハネとともにこの地で余生を送ったそうです。パウロ6世やヨハネ・パウロ2世もここを訪れミサを行い、今やキリスト教徒の聖地となっています。土曜日ということもあって、すごい人が並んでいます。ふと横を見ると、小さな聖母マリアの像がありました。家を出たところにある聖なる泉で手を洗い、ティッシュペーパーで手を拭いて、願い事をしながら結ぶと願いが叶うそうです。日本のおみくじのようですね。


エフェソス遺跡
いよいよ「エフェソス遺跡」です。美しいアーチや遠景の柱などが目に飛び込んできます。広大な都市遺跡で、保存状態も比較的いいのに、なぜここが世界遺産に登録されないのでしょうか? 日本だったら、真っ先に登録申請してるだろうなって思いました。修復中の場祖を除いて、遺跡の中を自由に歩けるのにもびっくりしました。なんて大らかなんでしょう。日本だとロープを張って、立ち入り禁止になってるだろうな。


パムッカレ
サマータイムなので、翌日の距離を考えて今日中にパムッカレの石灰棚を見ようとなりました。ドライバーのおじさんはすんごくタフで、快調に飛ばしていきます。ん? 急に減速したと思ったら、なんとネズミ取りに捕まってしまったようです。その場で罰金を払うドライバーがちょっと気の毒でした。

石灰棚に到着です。おおっ そこにはまばゆい純白の大地が広がっていました! 棚田のように連なる白い岩棚は、温泉(鉱泉)が湧き、運ばれてきた炭酸カルシウムの塊が城壁のように盛り上がっています。この石灰テラスには裸足になれば入ることができます。疲れがあっという間に吹っ飛びました♪

長い一日が終わり、チェックイン後の夕食は午後8時半を過ぎています。そんなこともあり、夕食は基本的にホテルでビュッフェになります。さっさと食べてさっさと寝ようということでしょうかね。ただこのホテル、満室でエアコンがまったく効かず、暑くてなかなか眠れなかったです。窓を開けると蚊の攻撃に遭うしで大変でした。。。

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(4日目へ続く)