第6日午後(2002/8/7)  天安門・故宮博物院



天安門&天安門広場

天安門広場は北京市の中心にあり、南北880m、東西500mの世界最大の広場で、50万人を収容できる。1949年にこの広場で建国式典が催され、中華人民共和国が誕生した。
中国のシンボルで、国章デザインにもなっている天安門は、紫禁城の正門だ。
広場から天安門へは地下道をくぐっていく。
楼上から広大な天安門広場を見渡すことができる。時間がないのか登ることができなかった。残念。。。
天安門 とにかく広い天安門広場
故宮博物院(紫禁城)

かつて「紫禁城」とよばれた皇宮。明・清王朝の24人の皇帝が491年間(1420〜1911年)にわたり居住した。南京から北京に遷都した明の永楽帝が、14年の歳月を要し、1420年にこの宮殿を完成させた。東西753m、南北961mの城壁に囲まれた故宮の敷地面積は72万平方メートルで、左右対称に造られている。その後1924年に清代最後の皇帝である溥儀が退去させられた後、故宮博物院として公開されるに至った。
ここは他の博物館と異なり、建物自体が展示の対象となっている。建物内部は、主に皇帝が公の行事を行う場所である「外朝」と、私的な生活の場である「内廷」に分けられる。ほぼ直線的に見学しても最低1時間は要する。じっくり見学すれば半日は必要だろう。

外朝には、太和殿(皇帝の即位、生誕や祝日の慶典、出兵征伐などが行われた)、中和殿(式典に出席する前の休憩をとった)、保和殿(皇帝が宴会を催した場所)などがある。
内廷には、乾清宮、交泰殿、神寧宮などがあり、皇帝が日常生活を送ったところで、皇后・貴妃たちが住む後宮がある。
天安門をくぐると故宮
正面に午門が見えてくる
午門
入口は3つあるが、中央は皇帝専用
午門を抜けると太和門
門から門までがまた長い距離だ
太和門の先にある太和殿
太和殿は現存する木造建築としては中国最大。この中に皇帝が座る玉座があるが、人がいっぱいで写真が撮れなかった。

「ラストエンペラー」で、幼い溥儀が太和殿に現れ、宣統帝として即位したときに、臣下がひれ伏したのがこの広場。
故宮を去る溥儀が出て行ったのが午門だ。
この部分は内廷と呼ばれる私的な生活空間
背後に景山公園の頂上にある万春亭が見える
宝物館(別料金)
ここへ入るときに靴カバーをつける
九龍壁(中国3大九龍壁の一つ) いたるところに動物の彫刻がある 針が折れた日時計
幼い溥儀が自転車の練習をした通路
映画の1シーンが目に浮かぶ
故宮内の売店に書の達人がいた
溥儀の甥?とか言っていたが。。
景山公園

故宮のすぐ北側にある公園。高さ43mの丘になっていて、頂上にある万春亭からは故宮全景を見下ろすことができる。
永楽帝が北京に遷都した際に、風水にのっとり、ここに山を築いた。
やや急な階段を息を切らして登ったが、山頂からの景色がバツグンで、疲れも吹き飛んだ!
京劇

京劇は、約200年の歴史をもち、清代の首都北京の繁栄を背景に発展を続けてきた中国最大の地方劇。
独特の歌声、派手な立ち回り、豪華な衣装で魅了する。当日は馴染みの深い西遊記が催され、楽しく鑑賞できた。字幕がでるのだが、日本語訳が可笑しいところが多かったが、これもご愛敬かな(笑)
ただ、この京劇も最近は廃れつつあり、存続に苦慮しているという。
6日目午後は、今回のツアーのハイライトでもある故宮博物院の見学。とにかく広く、人がいっぱいではぐれないか心配。午後の約3時間ほど歩きっぱなしだ。幸い太陽は雲に隠れ直射日光の攻撃に遭うことはんくてラッキーだった。
故宮はやはり広い。ツアーということもあり、短時間で駆け抜けてしまったが、機会があればじっくり見学してみたい。
明日はいよいよ万里の長城へ挑戦。わくわくする。


(7日目 北京・万里の長城、胡同へ)