第4日(2002/8/5)  桂林・漓江下り



桂林

桂林は中国屈指の景勝地。秦代より東南アジアへの要衝であり、反面、長安(西安)から左遷された人の町でもあった。桂林の名は桂樹(金木犀:キンモクセイ)に由来する。街路樹には多くの金木犀が植えられ、10月に訪れたら町中が甘い香りに包まれるという。
桂林の山は石灰岩でできている。かつての海底が隆起して、風雨により石灰質が溶け、硬い部分があのように残ったという。
桂林は雨が多い。その雨がまたよく、水墨画の世界を見ることができる。私はその景色を期待していたが、あまりにも天気がよすぎたようだ。水墨画とはいかなかったが、素晴らしい景色を見ることができた。また行ってみたいな。
これらの景色は漓江(りこう)という川を、大きな船でゆっくり3時間かけて下りながら船内から眺める。本当に美しい。まさに別世界だ!
早朝の洗濯風景
おばちゃん達はにぎやかに話していた
漓江下りの船乗り場
100人乗りくらいの大きな船だ
筏で釣りをしている人
バランス感覚がすごいなあ
川を下っていくと、奇岩が立ち並ぶ光景が目に入ってくる。中国独特の山々だ。
この日は天気が良すぎて、雨に煙り雲がかかった水墨画の景色には出合えなかった。
でも、3時間の川下りで美しい景色を堪能できた!
ところどころ集落があったり、牛などを放牧していたり。。。 のんびりした風景が現れる
川には橋が架かっていないので、対岸へは渡し船がでている
鵜飼いも盛んに行われているようだった
ゆば、豚肉、魚などの船内のランチ
無造作にごはんをドンと置いていった
下船したら露店が並ぶ
歩いていたら物売りが集まってくる
トイレ休憩をした桃源郷
ここからも綺麗な山が見えた
大きな鍾乳洞。右は洞内にたまった水に映っている。
まるで漓江下りの景色を見てるような感じ♪
夕食は広東料理
桂林の料理はとても美味しい
桂林の名物はビーフン。米の粉をこねて麺状にしたもので、牛肉や揚げ大豆と一緒に炒め、スープを加えて食べる。地元では朝食として食べられている。まずまずのお味だった。
桂林での物売りはすごかった。まず箱入りの扇子を4本をもって1000円。要らないと言うと4本積んで1000円、その後は32本まで積んでいったが結局買わなかった。そんなに買ってどうするの?もうちょっと売り方を考えればいいのに(笑) その模様を写真に撮ってなかったのは残念。

桂林の観光後、この日の夜のフライトで西安へ向かう。19:45発の中国西北航空(WH2308、A320)の予定だが、空港に着くと遅れていることがわかった。機材がまだ到着してないようだ。どれくらい遅れるのかまったく表示もない。おおらかというか大丈夫かいな?
結局2時間遅れで出発。西安の空港を出たころには既に日付も変わり、ホテル到着は午前1時半頃になった。眠いッス!
西安のホテルはすごく立派なホテルなのに、寝るだけとは勿体ない。。。
聞くところによると、この飛行機はよく遅れるそうだ。飛んでくれただけでもいいとするか。


(5日目 西安・兵馬俑坑へ)