第8日(10/23) グレートオーシャンロード日帰りツアー
グレートオーシャンロード メルボルンの南西214kmほどのところにある観光スポットです。絶壁や森林など、変化に富んだ景観が楽しめる美しい海岸線が特徴です。 海中からそびえ立つ「12人の使徒」と名づけられている奇岩群には圧倒されます! |
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サーフィンで賑わうトーキーの海岸 | エイリーズ・インレットの海岸とメモリアルアーチ | |
グレートオーシャンロード | カーブが連続する海岸線 | 道路工事中 |
ミニバスでのツアーです | 眺めのよいところで小休止 | 美しい海岸線 |
野生のコアラがいました | 餌付けされた野生の鳥たち | |
巨大シダが茂るマイツ・レストというレインフォレスト | ランチはサーモンとアボガドのサンド | |
ポートキャンベル国立公園の看板 | 切り立った美しい海岸線と巨大な岩 | |
不思議な光景の「12人の使徒(Twelve Apostles)」 | ||
厳しい気象条件でもたくましい植物 | 強い風を避けるように咲いていた小さな花 | |
海岸線が複雑で波が荒々しく、深い入り江が美しいロック・アード・ゴーシュ | ||
切り立った海岸や岩の配置がきれい | ロンドン橋 | |
ツアー参加のメンバー | 日没前に帰路につきます | 夕食はこれ・・・ |
たび日記 10月23日 旅行前に日本で申し込んでおいた「グレートオーシャンロード日帰りツアー」です。 グレートオーシャンロードは、ビクトリアで最も有名な観光地です。交通渋滞で少し遅れてピックアップしてもらい、ミニバスで元気に出発します。ツアー参加者は13人でした。国籍もバラバラで私たち以外の日本人はいませんでした。というか、ここまでまったく日本人に出会ってないんよね。個人旅行は言葉の不安があるけど、何とかなるものですね。 バスは片側3車線のフリーウェイを100km/hの制限速度いっぱいで走ります。速度監視用カメラの警告板がところどころにありました。使い込まれたミニバスのエンジンはかなりうなりを上げています。大丈夫かなって、ちょっと不安になりました。案の定、途中で自動ドアの開閉ができなくなって、手動に切り替えちゃったんだけど・・・ 最初の休憩はトーキーという小さな海辺の町です。この海岸は波がよくて、サーフィンで賑わうそうです。この日もたくさんの人が海に入ってました。寒そうなんですが・・・ 続いて、エイリーズ・インレットという村でも写真タイム。ここにはグレートオーシャンロードのメモリアルアーチが架かっています。このアーチは3代目なんだって。ここから道はうねうねと丘陵地や海岸を走ります。 それにしてもオーストラリアの制限速度には驚きです。こんな曲がりくねった海岸道路でも制限速度は100km/hです。カーブ手前に”65km/hまで落としてね”なんて看板があるので、それを守らないとエラいことになりそう・・・ 道路工事現場では、STOPの標識を持った人が立っています。くるっと反転させるとGO! 日本では旗を振ってるけど、旗よりこのほうが振らなくて疲れないしドライバーにとっても間違わないと思うんだけど。 お昼前にキャンプ場に立ち寄りました。ユーカリの木を見上げると野生のコアラです! 野生のコアラが見れるとは思ってもいなかったので一気にハイテンション(笑) ここでは鳥の餌付けができます。ひまわりなどの種を手のひらに乗せて広げると、インコやオウムが飛んできて、肩や頭の上にまで乗っかります。面白いけど大きな鳥なので、慣れるまでちょっと怖いかも! 13時にアポロベイというリゾート地でランチです。サーモンとアボガドのサンドイッチを食べました。やっぱり量が多かったけど美味しかったよ。長距離ツアーなのでランチタイムはごく短時間でした。ここから曲がりくねった海岸道路から、緩やかな高原ドライブと移っていきます。やがてレインフォレスト(温帯雨林)となり、変化に富んだドライブを楽しめます。 14:15にマイツ・レストというレインフォレストに到着しました。やはりユーカリの巨木や巨大なシダが茂っていて圧倒されます。この雨林を15分程度散策します。ウォーキングコースは、とてもよく整備されて歩きやすいです。タスマニアの雨林とはまた違った感じです。海岸ドライブでは晴れてすごく気持ちよく、不思議と雨林では雲が広がります。なんとも不思議な感じです。 17時にようやくポートキャンベル国立公園に到着しました。夕方だけど、サマータイムなので太陽はさんさんと輝いています♪ このコース最大の見どころは、「12人の使徒(Twelve Apostles)」です。垂直に切り立った崖や、海中から突き出した巨大な岩はなんとも不思議な光景です。海に立つ奇岩を人の群れに見立てて名付けたそうです。もともと12個あった岩が崩落して、現在は8つ残っているだけだそうです。でも、雄大な景色は見にきた価値がありました。逆光に輝く海が最高に美しかったです♪ 岬へ遊歩道が延びていて、絶景を見ながら散策します。反対側の絶壁もとってもきれい。天気は快晴、最高の眺めです。南極からの冷たい風が吹きつけ、波が高くてとてもきれいな景色でした。 次に立ち寄ったのがロック・アード・ゴーシュです。海岸線が複雑で波が荒々しく、深い入り江が美しいでしょう。この付近は、難破船海岸ともいわれ、歴史的には悲しい場所でもあります。沖合には多くの難破船が沈んでいて、ロック・アード・ゴージの名は、1878年に難破したオーストラリア最後の移民船”ロック・アード”の名前にちなんで名付けられました。当時52名もの乗組員が亡くなりましたが、トムとエバの男女2人だけがここの渓谷(ゴージ)に流され助かりました。でも、ハッピーエンドとはならず、若い男女がともに一夜を過ごしたとの世間の批判により、離ればなれになってしまうのです。 最後にロンドン橋を訪ねます。ロンドンに行ったことがないので本物は知りませんが、写真で見るのとよく似ています。ロンドン橋をご存じの方、いかがですか?二重橋になっていて、左半分が崩れ落ちたというのも・・・ ところでこの景色、宮崎アニメが好きな人ならピンとくるかも! そう、アニメ”紅の豚”の、ポルコの住んでいた浜辺によく似ていると思いませんか? ポルコはそこに水上飛行機を停め、岩のところから飛び立っていましたね。そんな噂もあるところなんですよ。 これで下車観光はおしまい。太陽が大きく傾いてきました。メルボルンへの帰りは海岸道路ではなく、内陸部の直線が多い道路です。それでも3時間以上かかるんだけどね。 途中の小さな町で夕食です。店はヌードル店とKFCだけでした。麺類は何度も食べてるので、KFCのチキンバーガーとポテトとコーラのセットにしました。帰りが遅くなるのでバスの中で食べます。今回の旅行の食べ物は、ことごとくこんな感じでした・・・ オーストラリアの食事はまったく期待してなかったけど(笑) ドライバー兼ガイドさんは、元気一杯の女性でとても楽しいツアーでした。英語ツアーだけどiPodを貸してくれ、日本語の説明が録音されているので、コース中の町の歴史や見どころを聞くことができました。これだと言葉の問題がなくてよかったです。 21時半にようやくホテルに到着しました。走行距離600km、14時間もの長距離長時間ドライブでしたが、見どころが多くて充実したツアーでまったく疲れませんでした。 これだけ長距離なので、レンタカーではなくツアーを申し込んだけど、これは賢明な選択だったと思います。ツアー参加者はバラバラの国籍で少人数で長時間のお付き合いなので、互いに打ち解けられるのも良かったです。片言の英語でも話せたらいいなあって、海外に行くといつも思うんだけど、帰るとすぐに忘れちゃうんよね・・・ |
(9日目へ続く |