タスマニアとメルボルンの大自然と文化遺産を訪ねて




第3日(10/18) ポートアーサーからロスへドライブ

海外初レンタカー

日本出発前に国際免許を申請して、インターネットでレンタカーの予約をしました。レンタカーの予約は日本語のサイトなので便利でした。最初に行ったのはホバートのすぐ近くのネルソン山の展望台です。晴れていたらきれいな眺めだったんだろうな。
レンタカー ネルソン山 ネルソン山
快調に走ったレンタカー ネルソン山から見えたホバートの町と海岸線
ポートアーサー監獄跡

オーストラリアは、植民地時代イギリスの罪人の流刑地でしたが、ポートアーサー監獄は、その罪人がさらに罪を犯したときに送られました。1830年から77年まで使用された、監獄跡が公開されています。床や天井が崩れ落ち、冷たい風が吹き抜けます。どんより曇った天気と相まって、もの悲しさが漂っていました。
ポートアーサー監獄跡 ポートアーサー監獄跡
貴重な資料が展示されています メインの収容所の感化院
ポートアーサー監獄跡 ポートアーサー監獄跡 ポートアーサー監獄跡
崩壊が激しい施設内部 炊事場跡 病院跡の内部
ポートアーサー監獄跡 ツバメ? ランチ
深い入江が刑務所の立地に適してます ツバメの一種かな? ランチは野菜スープのセット
ポートアーサー監獄跡 ポートアーサー監獄跡 ポートアーサー監獄跡
広い敷地は緑が多くてすごくきれい 教会跡
ポートアーサー監獄跡の花
ポートアーサー監獄跡 ポートアーサー監獄跡の花
ハーバーから眺めるのもいい感じ きれいな花がたくさん咲いていました
タスマニアンデビル
保護パーク


タスマニアンデビルを中心に、ワラビーやコカトゥなどの動物が飼育されています。このほとんどがケガや病気で保護されたもので、治ったら野生に戻しています。
寄り添って寝ているタスマニアンデビルは可愛いけど、威嚇してくるのもいました。
タスマニアンデビルパーク タスマニアンデビル
パークの入口 タスマニアンデビル
タスマニアンデビル タスマニアンデビルパーク タスマニアンデビルパーク
寄り添ていたら可愛いね 鳥の親子が可愛いね お母さんの袋から顔を出してます
広大な牧場 踏切 夕食
広大な牧場が続きます 踏切は停まらなくていいんだよ 夕食はサラダとカレーライス
たび日記

10月18日 6時50分に目が覚めました。よく寝たものです。暴睡です!
朝食は前日コンビニでに買っておいたパンを食べます。旬のイチゴを食べたらすごく甘くて美味しかったよ。(パン・水・イチゴで$8)
天気は曇りで少し強い風が吹いています。今日は自然を楽しむんじゃないから、雨さえ降らなければいいのだけど。

早めにチェックアウトして、ホテルの近くのレンタカー営業所へいきましょう。用意されていたのは”ヒュンダイ”の車でした。はじめて乗る韓国の車です。町を走る車の多くはこの車種です。メタボ王国ともいえそうな大きな人が多いオーストラリアで、この小さな車が多いのはおもしろかったです。車は3速オートマチックで、加速反応はいいけど足回りがごつごつした感じです。でも快適です♪

まずはホバートから30分ほどにある標高340の「ネルソン山」へ行ってみましょう。市街地や港などが一望できます。どんより曇っていたけど、晴れていたら素晴らしい眺めだろうな。魔女の宅急便で、キキが飛び立つ港町の風景に似ているですよ。

11時にポートアーサーに到着しました。オーストラリア(シドニー)はイギリスの罪人の流刑地でした。ポートアーサー監獄跡は、その罪人がさらに罪を犯したときに送られる「監獄の中の監獄」でした。ここは1830年から77年まで使用され、罪人に対する拷問や重労働などの非人道的な扱いが日常的に行われていたといいます。建物は一部の外壁を除いて崩れてしまっています。風化もありますが、拷問や理不尽な重労働など、タスマニア史の恥部を隠そうとした跡を見ることができます。崩れた天井や床を見ながら当時のようすを想像していました。
タスマニアは大自然が魅力ですが、一方で、入植者によって1876年にすべての先住民がこの世を去ってしまうという悲しい歴史もあります。原爆ドームやアウシュビッツ強制収容所などのような”負の遺産”も保存し、伝えていかなければならないと思います。

とにかく広い施設です。お昼になったので園内のレストランで、マフィンとベジタブル・スープがセットになったランチを食べました。野菜がたくさん入ったスープがとても美味しかったです。
食べ終わったら、ちょうどクルーズ(代金は入園料に含まれています)の出発時間が近づいてきました。長距離を走るので、時間的にクルーズは無理だろうと思っていましたが、せっかくなのでクルーズにも参加しました。海上から見る建物もいいものですね。

ポートアーサー監獄跡を出て、タスマニアンデビル保護パークに到着しました。時間の関係で入園をためらいましたが、タスマニアンデビルはぜひ見てみたいから入園することにした。入園料(A$22)はかなり高いけど、傷ついた動物たちを手当てして、自然に帰す事業をされているから、こんなものでしょうね。タスマニアンデビルは1頭だけ起きていました。夜行性動物だから、昼間は寝てることが多いんよね。ラッキーでした!

ここからは宿泊地のロスに向かってひたすらドライブです。タスマニア南部は緩やかな起伏が続き、阿蘇の高原を走ってる感じです。いたるところで羊や牛の放牧をされています。タスマニアは良質のウールがとれるんだって!
制限速度は、住宅地が50〜70km/h(スクールゾーンの一定時間帯は40km/h)、山間部や道路工事などの規制箇所は80km/h、規制がない2車線道は90〜100km/h、立体交差のハイウエイだと110km/hです。とても100km/hで曲がれないカーブが連続していても制限速度はそのまま。事故を起こしても運転者の自己責任なんよね。日本でもこうであってほしいなあ。
オーストラリアの人は、必ず制限速度を守ります。住宅地の50km/hなどはきっちり守っています。歩行者用信号のない横断歩道に人が立てば必ず停まってくれます。ただし、歩行者信号がある横断歩道では、信号が赤だと絶対に停まってくれないので、必ず押しボタンを押します。この精神は見習わなければならないね。

17時10分、ようやくロスに到着しました。走行距離は300km。ずいぶん長距離を走ったものです。
宿泊は、魔女の宅急便のキキが下宿したと噂されるパン屋さん「ロスベーカリー・イン」です。実によく似たパン屋さんです。さっそく宿泊の手続きをして部屋に案内されると、部屋の可愛さにまたびっくりしました。パン屋さんやアコモデーションの様子は、次のたび日記に書きますね。
夕食は近くのホテルが美味しいよって教えてもらいました。でも、村にはここしか食事できるところがないんだけど・・・
サラダとカレーライスを注文。サラダはシェアしたけど、とにかく量が多くて食べ残してしまいました。オージーの体がでかいわけだ!

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(4日目・前編へ続く)