京都の秋2005


11月下旬、京都の紅葉は見ごろを迎えました
恒例のもみじオフ会は今年も京都で開催しました
オフ会を含め、26,27日に訪ねたお寺などを紹介します

拾翠亭(しゅうすいてい)

五摂家のひとつであった九条家の別邸として、茶会や歌会などに使用された公家屋敷で、江戸後期に建てられた。数寄屋風の書院造りで二層からなり、屋根の頂には一対の鯱と九条家の家紋を形どった鬼瓦が置かれている。広間の東側には勾玉池を配し、雅な雰囲気を醸し出している。
夏の百日紅が美しいが、数本植えられたもみじも素晴らしい紅葉を見せてくれた。
(拾翠亭の百日紅はこちらをどうぞ)
勾玉池と拾翠亭 拾翠亭1階
勾玉池と拾翠亭 1階から見た風景
拾翠亭内部 拾翠亭2階 拾翠亭庭園
観光客が少なくのんびりできる 2階から見た風景 庭園の紅葉が美しかった
京都御苑

京都市街の中心部に位置し、東西約700m、南北1300mに及ぶ広大な敷地に、京都御所、仙洞御所、大宮御所などがある。江戸時代には200もの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいたという。
今では、約5万本の樹木が植えられ、散策や休養、自然や歴史とのふれあい、スポーツなど市民の憩いの場となっている。
京都御苑 京都御苑
京都御所

築地塀で囲まれた南北約450m、東西約250m、面積約11万平方メートルの方形だ。南に紫宸殿がそびえ、その奥に清涼殿、小御所、御学問所が建っている。小御所の前は雄大な御池庭を配している。さらに北には御常御殿と御内庭がある。
京都御所は、変化に富んだ美しい庭とともに、寝殿造り・書院造り・数寄屋造りなど、歴史上代表的な建築様式を調和させている。なお、現在の御所はたびたびの火災に遭い、1855(安政2)年に再建されたもの。
なお、京都御所の参観は宮内庁に申し込むことが必要だ。(春・秋に一般公開がある)
京都御所 京都御所 紫宸殿
御常御殿と御三間 承明門から見た紫宸殿
京都御所 清涼殿 京都御所 御池庭 京都御所 御内庭
天皇の日常生活の場だった清涼殿 橋の形が美しい御池庭 紅葉が美しかった御内庭
円通寺(えんつうじ)

紅葉の始まり」のページで紹介しているので、お寺の紹介は省略します。
もみじオフ会で訪ねたら紅葉が見ごろだった。いつまで見ていても見飽きない美しい庭園だ。
円通寺 円通寺
蓮華寺(れんげじ)

元は京都駅付近にあった浄土教系の古寺で、応仁の乱後に荒廃したものを、1662(寛文2)年、加賀前田家の老臣今枝民部近義が祖父の菩提のためこの地に移し再興した。創建当時のまま残る庭園には大きな池があり、柱が額縁の役割をして一枚の絵のように見えるといわれている。
(新緑の蓮華寺はこちらをどうぞ)
蓮華寺 蓮華寺
創建当時のまま残る庭園 抹茶をいただくともう一つ庭園が見れる
圓光寺(えんこうじ)

1601(慶長6)年、徳川家康は国内数学の発展を図るため、伏見に圓光寺(えんこうじ)を建立し学校とした。その後、圓光寺は相国寺山内に移り、さらに1667(寛文7)年に現在の一乗寺小谷町に移転された。寺内には本尊千手観音像をはじめ、多数の重要文化財がある。
十牛の庭は紅葉の名所として有名で、ライトアップも行われる。
圓光寺 圓光寺
尺八やシンセサイザーによって演出されるライトアップにうっとり
アクセス
 拾翠亭 地下鉄烏丸線「丸太町」下車、すぐ
        参観  100円  9:30〜15:30
        公開日 3月1日〜12月27日までの毎週金・土曜日、葵祭、時代祭、御所の一般公開日

 京都御苑 地下鉄烏丸線「丸太町」下車、すぐ
         入園自由

 京都御所 地下鉄烏丸線「丸太町」下車、10分
         参観  無料 (春・秋に一般公開がある。その他の日は宮内庁に事前申し込みが必要)

 円通寺 地下鉄烏丸線「国際会館」から、京都バス「円通寺道」下車、10分
        拝観料 500円  10:00〜16:30 (冬期は16:00まで) *撮影は庭園のみ可能

 蓮華寺 京都バス「上橋(かんばし)」下車、すぐ
        拝観料  400円  9:00〜17:00


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