蓮華寺(れんげじ) 元は京都駅付近にあった浄土教系の古寺で、応仁の乱後に荒廃したものを、1662(寛文2)年、加賀前田家の老臣今枝民部近義が祖父の菩提のためこの地に移し再興した。再興の際に石川丈山、狩野探幽、木下順庵、黄檗の隠元禅師木庵禅師ら著名な文化人が協力した。 創建当時のまま残る庭園には大きな池があり、柱が額縁の役割をして一枚の絵のように見えるといわれている。 初夏の新緑、晩秋の紅葉が美しい落ち着いた寺だ。 紅葉の蓮華寺は こちら |
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山門をくぐるともみじに覆われている | 都忘れが美しく咲いていた | |
創建当時のまま残る庭園はもみじの新緑が美しかった 柱を額縁に見立てて庭園を鑑賞する | ||
実相院(じっそういん) 1229(寛喜元)年、紫野に創建、1411(応永18)年に現在地に移転された岩倉門跡と呼ばれる名刹。実相院には2つの美しい庭があり、1つは池泉回遊式庭園で奥書院と客殿との間にある。もう1つの庭は「一仏八僧の庭」と言われる、枯れ山水の雄大な石庭。さらに、板の間に写る「床紅葉」「床緑」と愛称のついた黒光りする床が実に美しい。ただ、床は撮影禁止になっていた。アマチュアカメラマンが占領して動かないため苦情が殺到し禁止にしたという。私も写真愛好者だが悲しすぎる。 もみじの実相院は こちら |
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曼殊院(まんしゅいん) 天台宗の門跡寺院の一つ。伝教大師(最澄)の創建で、もとは比叡山の西塔北谷にあって東尾坊(とうびぼう)と呼ばれていた。平安時代に曼殊院と改められた。現在の曼殊院は桂離宮を造営した智仁天皇の子、良尚親王が造営したもの。桂離宮の美意識が息づく江戸時代初期の代表的な書院建築といわれている。 もみじの曼殊院は こちら |
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キリシマ鬱tじが美しい庭園はよく手入れされている | ||
圓光寺(えんこうじ) 1601(慶長6)年、徳川家康は国内数学の発展を図るため、伏見に圓光寺を建立し学校とした。その後、圓光寺は相国寺山内に移り、さらに1667(寛文7)年に現在の一乗寺小谷町に移転された。 寺内には本尊千手観音像をはじめ、多数の重要文化財がある。また、もみじの庭園が素晴らしい。 もみじの圓光寺は こちら |
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もみじの庭園は新緑のころも素晴らしい | ||
アクセス | |
蓮華寺 京都バス「三宅八幡」下車、すぐ 拝観 400円 9:00〜17:00 実相院 京都バス「岩倉実相院」下車、すぐ 拝観 500円 9:00〜17:00 紅葉の時期には夜間拝観も行われる |
曼殊院 市バス「一乗寺清水町」下車、徒歩20分 拝観 500円 9:00〜17:00 圓光寺 市バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩10分 拝観 400円 9:00〜16:30 |