アメリカ西海岸の大自然とテーマパークを満喫




第7日(11/7)  1泊2日グランドキャニオン・ツアー  −モニュメントバレー−

モニュメントバレーの夜明け
モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部に広がる地域で、モニュメント・バレー・ナバホ・トライバル・パークと呼ばれています。2億7千万年前に川に運ばれてきた鉄分を含んだ砂が堆積して、茶褐色の砂岩(ナバホ・サンドストーン)の地表を形成しました。その後、3千万年前に隆起したコロラド台地が、コロラド川などによって削られ、深い渓谷や山間台地が点在するようになったものです。もちろん現在も風化や雨水による浸食が進んでいます。

宿泊は「ザ・ビューホテル」という、モニュメントバレーが見渡せる最高のロケーションにあります。ロビーに日の出時刻は6:54との掲示があり、その30分ほど前から朝焼けが始まるとのことで、目覚まし時計を5:00にセットしました。期待感が大きいと不思議と早く目が覚めます。きっちりアラームの鳴る5分前に目が覚めました^^
さっそくベランダに出ると、地平線付近がわずかに明るくなって、巨大なシルエットの岩山(ビュート)が見えます。慌てて着替えてベランダに飛び出しました。徐々に朝焼けが始まっていきます。ここは1600mほどの高地。冷え込みが厳しいけれど、目の前に繰り広げられる贅沢な風景を楽しみました♪
朝焼けが始まり、徐々に明るくなっていくモニュメントバレーの朝
「世界一美しい日の出」に選ばれたことがあるという感動的なサンライズです!
明るくなってくると赤い岩肌が見えます。”これぞ西部!”という、大西部のロマンを彷彿させる風景が現れました。メサと呼ばれるテーブル状の台地や、メサがさらに侵食が進み細くなったビュートと呼ばれる岩山が点在していて、まるで記念碑が並んでいるかのように見えることから、「モニュメントバレー」と呼ばれています。
「世界一美しい日の出」に選ばれたことがあるほど感動的な美しさ!
宿泊した「ビュー・ホテル」 朝日を浴びるホテルのベランダ ホテルのロビー
朝日が降りそそぐレストランで、アメリカンスタイルのバフェを楽しみました。部屋の窓からは目の前にビュートが見て、ベランダに出るとモニュメントバレーが見渡せます。早く予約したこともあって、とくにに見晴らしの良い部屋を割り当ててくれたようです^^
朝日が降りそそぐレストランで朝食 部屋からビュートが見える ベランダから見える風景
ここは独立国家「ナバホ国」と位置づけられ、米国の国立公園管理下にはおかれておらず、すべてナバホの人々が管理・運営しています。もとはナバホの聖地であり生活の地であるため、公園内は一般の観光客が入ることができる観光用道路と、ナバホ人運営のツアーでのみ見学出来るエリアに分かれています。

ジープツアーの出発です。未舗装のでこぼこ道を砂煙をあげながら車は進み、ジョンフォード・ポイントに到着しました。その名のとおり映画監督の名前が付いたビューポイントです。ジョン・ウェインの乗馬姿が印象的だった”駅馬車”は有名ですよね。できることならテンガロンハットをかぶって馬に乗ったり、馬車に乗ってみたかったなあ♪
この地で撮影された映画といえば、黄色いリボン、荒野の決闘、2001年宇宙の旅、バックトゥザフューチャー3など数多くありますね。どの方向を向いても絵になる西部のロマンを感じます。モニュメントバレーは古き良き西部の象徴として、数多くのハリウッド映画の撮影が行われてきました。
ジョン・ウェインの乗馬姿が印象的だったジョンフォード・ポイント 突き出した所に馬に乗って立つと♪
ジョンフォード・ポイントで振り向くと、スリーシスターズという名前の岩(ビュート)が見えます。3人のシスターが並んでいるように見えるところから名付けられました。
トーテムポール・ポイントからは、平原が広がり、その先に巨岩群を眺めることができます。名前のとおり芸術性を感じるポイントでした^^
スリーシスターズ(3人の修道女) トーテムポール・ポイントからの眺め
モニュメントバレーを堪能して、いよいよグランドキャニオンを目指します。国立公園の入口にあたるキャメロンという町のドライブインでランチです。干上がった川(コロラド川の支流だそうです)に架かる旧国道の吊橋があったり、郵便局やミニ資料館などがありました。食事のあとちょっと散策です♪
干上がった川にかかる吊り橋 レトロな郵便局 キャメロンのドライブインで昼食
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(グランドキャニオンへつづく)