第5日・中編(12/27) アンコール・ワット
アンコール・ワット 12世紀に、スールヤヴァルマン二世により造営されたヒンズー寺院。のちに仏教寺院に衣替えした。東西1500m、南北1300mもの巨大な寺院だ。当時のクメール王国はインドシナ半島の大部分とマレー半島の一部までを領土としていた。その王都は東京23区に匹敵する面積を持ち、そこには数百を超える寺院が建てられていたという。壁面に刻まれた無数の美しいレリーフがやさしく迎えてくれた。 |
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環濠の向こうに尖塔が現れた | 修復作業が進む参道 | |
西塔門 西塔門の前では、巨大なナーガが出迎えてくれた。ナーガとはインドの先住民に崇敬された蛇神。人間の顔を持ち、蛇の尾とコブラの首を持つ半神半獣的な存在だ。 中央の塔門の左右にも塔門があり、中央の門は環濠を渡る陸橋と中央祠堂を結ぶ線上にある。回廊裏側(内陣側)の壁面には美しいデバターなどの華麗なレリーフがたくさん刻まれ、素晴らしいギャラリーになっている。 |
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西塔門正面の入口 | 人々の信仰が篤く線香が絶えない | |
西塔門から見える中央祠堂 | デバターと連子状の偽窓が並ぶ | 美しいデバター |
西塔門テラス 西塔門をくぐると、参道の先に祠堂の全体像が現れる。 ナーガの欄干とシンハ(獅子)の像が配置された、長さ360mの西参道が東へ伸び、橙色の衣をまとった僧侶が行き交う。その途中 、両脇には経蔵と聖池がある。聖池の前に立つと、5基の尖塔の美しい姿が水面に映し出される。悠久の歴史に思いを馳せ、夢中でシャッターを切っていた。 |
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まっすぐ延びる参道 | 尖塔が少しずつ近づいてくる | |
経蔵に向かう僧侶 | 聖池に映ったアンコール・ワットの姿にうっとり | |
ずらっと並ぶ露店 水や民芸品などを売る声が飛ぶ |
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第一回廊へ向かう わくわくするときだ! |
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雑記帳 午後は、待ちに待ったアンコール・ワット観光。アンコール・ワットへはシェムリアップから6kmほど。アンコール遺跡群を見学するには入場券が必要だ。1日券:20US$、3日券:40US$、7日券:60US$で、1日券以外は顔写真が必要。途中にチェックポイントがあり、そこで購入できる。アンコール・ワットの正面は西向きなので、見学は午後が適している。また感動のサンライズも素晴らしい。遺跡観光のツアーはベスト時間に合わせて組まれている。 アンコール・ワットに到着すると観光客でいっぱい。日本人も多いが、ヨーロッパからクリスマス・ホリデーを楽しむゲストが多かった。西塔門をくぐり、その全容を見たとき、美しさとともに神々しさを感じた。来てみて良かったと思った! |
(5日目後編・アンコール・ワット&サンセット) |