第2日(12/13) 前編(太魯閣渓谷観光)
北濱公園 花蓮市北東部の海岸で、大理石を敷きつめた曲がった小道が延々と続き、途中に東屋があったりして、とても美しい海浜公園です。この日は雲が多かったけど、太平洋から昇る日の出はきれいだろうなあ。 |
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美しい散歩道が続く北濱公園 | 午前7時半には登校していました | |
太魯閣国家公園 太魯閣(タロコ)とは、この地に住む原住民、タイヤル族の首長の名にちなんだものだそです。南北約38km、東西約41km、総面積9万2千haの巨大な国立公園です。標高3千m級の中央山脈から太平洋へと流れる立霧渓の急流が、一億年以上の歳月をかけて大理石の岩肌を削って作り上げた渓谷は、断崖絶壁が連続して、素晴らしい景観を見せてくれました。 |
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この門(太魯閣)をくぐって太魯閣渓谷へ | 東西縦貫道の建設工事で亡くなった 212人の霊を慰める「長春祠」 |
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燕子口 対岸の岸壁にたくさんのポットホールがあります。春から夏にかけて、たくさんのツバメが峡谷を飛ぶ姿がみられることから、ツバメがこのポットホールに巣を作ると言い伝えられてきたため、燕子口という名前がつきました。しかし穴は浅く湿っているのでここに巣を作ることはないそうです。 |
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「錐麓大断崖」 垂直に切り立った断崖絶壁が素晴らしい | ||
九曲洞 錐麓大断崖を過ぎると、大理石の峡谷は一気に峡谷の幅が狭くなります。車道はバイパス(トンネル)になったので、旧道が遊歩道となっています。岩壁の大理石の褶曲模様や断層、素堀りのトンネルから見える峡谷などをゆっくり楽しみながら歩きます。壁には手掘りの跡が残っています。ノミと鎚で振り削っていった当時は、想像を絶する難工事だったのでしょう。 |
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曲がりくねった道路とトンネルが連続する九曲洞 | ||
トンネルの壁には「如腸之廻 如河之曲 人定勝天 開此奇局」という漢詩が刻まれています。この難所を切り開くに際して「腸のように廻り、河のように曲がり、人は必ず天に勝ち、この奇局を開く」と詠まれたものだそうです。 | ||
断崖絶壁、滝、トンネルが連続して、美しくて迫力のある景色を楽しめます | ||
大理石を削る川は濁流です | 最近あった落石だって。。。 | 右を向いたゴリラの顔に見えますか |
大理石で造られた慈母橋 | 緑水地質景観展示館 (太魯閣の地質構造、岩石、鉱物などの展示・入館無料) | |
祥徳寺 1968年にできた臨済宗の寺院です。周囲を囲む山が9つの蓮の花に見えることから「台湾の九華山」と呼ばれ、大勢の信徒が参拝や清掃、修繕奉仕にやってきます。吊り橋を渡り、長い階段を上りきった本堂の前からは、天祥の町並みや渓谷を一望することができます。 |
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広々として美しい境内 | 美しい姿の天峰塔 | |
祥徳寺から見た天祥の町並み | 天祥で食べた鶏肉のウインナーが美味しかったよ | |
太魯閣旅行者サービスセンター | 昼食は牛肉麺(90元) 薄口のすき焼きのような味のスープ | |
台湾鉄道 台湾で鉄道は「鐡路」、列車は「火車」と呼びます。91年に台湾を一周する鉄道網が整備されました。列車の種類は速い順に自強號、呂光號、復興號、快車、普通列車(通勤電聯)などに分けられ、種別によって運賃が決まっています。写真の列車は乗車した自強號です。先頭車両はディーゼル機関車でした。(花蓮〜瑞芳 368元) |
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たび日記 旅先では早く寝てしまうので朝も早く目が覚めます。今回の旅行でもやはり早く目が覚め、1時間ほど海岸など歩いてみました。雲が多かったけれど、雄大な太平洋の眺めは気持ちよかったです。午前7時過ぎから中学生が登校してきました。始業時刻を聞いてみたら8時とのこと。日本より1時間近く早いやん! 約束の時間の少し前にチェックアウトすると、日本語がお上手なドライバーの康さんが待っていてくれました。半日お世話になったわけだけど、すごく詳しく丁寧に、私たちのペースにあわせて案内してくれました。観光バスより少し費用はかかるけど、道路が狭くてバスが入れないところや、多くのポイントに連れて行ってくれたので、この観光は満足でした。 お昼はコース料理か簡単なものか聞かれ、牛肉麺をリクエストしたら、写真の店に連れて行ってくれました。最後に土産物店に立ち寄ったのはお約束(笑) 太魯閣渓谷めぐりを終え、列車で瑞芳(九ふんの最寄り駅)へ向かいます。2時間あまりの列車の旅も楽しいものですね。途中の駅で駅弁を売っていました。台湾でも「えきべん」と言うみたい。台湾の列車はよく遅れるというけれど、ほぼ定刻に瑞芳に到着しました。 |
(2日目・後編へ続く |