沖縄南部戦跡と琉球王国ゆかりの地を訪ねて




レンタカーで琉球王国ゆかりの城跡をめぐりましょう
シーサイドドライブや美ら海水族館も楽しみました


勝連城跡(かつれんじょうあと 世界文化遺産)

勝連城は、琉球王国が安定していく過程で、国王に最後まで抵抗した有力な按司(あじ)の阿麻和利が住んでいた城です。高さ100mの台地に築かれた勝連城は、5つの曲輪(くるわ)が階段状につながっています。琉球王国時代には、盛んに海外との貿易を行い栄えていたそうです。城壁を見て当時の様子を想像しながら歩くとわくわくするよね。
勝連城跡 勝連城跡 勝連城跡の二の曲輪
美しい曲線を描いて連なる城壁 二の曲輪に発見された大きな殿舎跡
ガマ 一の曲輪へ上がる石段 一の曲輪
ぽっかり空いたウシヌジガマ 一の曲輪へ上る石段と一の曲輪からのの眺望
海中道路

勝連半島と平安座島(へんざじま)を結ぶ全長4.7kmの道路です。終戦後、干潮時に米軍の水陸両用車やトラックを使って往来し、海の中を走ることから「海中道路」と名付けられたようです。その後、浅い海域に橋ではなく土手を築いて道路がつくられました。海の上を走っているかような、爽快な気分にしてくれました♪
海中道路 ロードパーク 海中道路
勝連城跡から見る海中道路 中間点にあるロードパーク ロードパークから見える海中道路
伊計島の遺跡とビーチ

伊計島には縄文時代晩期の集落遺跡の「仲原遺跡」があります。石囲いの1〜2坪の長方形の竪穴住居跡が11基発見されました。当時の人々の生活を知るうえで貴重な資料になっています。保存状態もよく興味深かったです。
また、「伊計ビーチ」は、沖縄本島から車で行ける離島のビーチ天国として人気があるそうです。砂浜と岩が絶妙に配置され、透明度もすごくよくて、とってもいい感じのビーチでした。
仲原遺跡 伊計ビーチ 伊計ビーチ
縄文時代晩期の仲原遺跡 透明度が高く美しい伊計ビーチ
浜比嘉島の民家

沖縄らしい家並みがあったので、ほんの少し歩いてみました。沖縄の民家には門扉がなく、ヒンプンと呼ばれる門と母屋の間の目隠しとなる衝立があります。ヒンプンは、目隠しだけでなく悪霊を防ぐ役割もあります。沖縄には悪霊は家にまっすぐ飛び込んで来るという言い伝えがあって、その悪霊を入り口ではね返すというのです。石積み、赤瓦を漆喰で固めた屋根、シーサー、ヒンプン、ハイビスカス、ブーゲンビリア・・・
ガイドブックにも載っていない、こんな小さな集落を歩くのもいいものですね。
島の東方海岸にアマンジと呼ばれる岩屋の小島があり、そこに洞穴を囲い込んだ墓があります。琉球開びゃく伝説で有名なアマミチュー、シルミチューの男女二神と他の神が祠られています。
浜比嘉島の家並み 浜比嘉島の家並み 浜比嘉島の家並み
沖縄らしい浜比嘉島の家並みを散策しました
アマミチューの墓
ハイビスカス ブーゲンビリア
ハイビスカスやブーゲンビリアがとてもきれい アマミチューの墓
今帰仁城跡(なきじんじょうあと 世界文化遺産)

琉球が、北山(ほくざん)、中山(ちゅうざん)、南山(なんざん)の3つの地域に分かれて勢力争いをしていた三山時代に、沖縄本島北部地域を治めていた北山王の主城です。巨大な城は、標高90〜100mの丘の上に築かれました。本丸からは緑の深い山々や断崖絶壁の先に東シナ海が眺望できました。また、古生期石灰岩を積み上げて造られた城壁の高さは3〜8m、長さは1.5km にも達するそうで、さながら沖縄版万里の長城といった感じでした。
今帰仁城跡 今帰仁城跡の城壁 今帰仁城跡
今帰仁城跡 美しい石積みの城壁 本丸からの眺望
今帰仁城跡 今帰仁城跡 ポインセチア
海に向かって続く城壁 今帰仁城跡を見上げます ポインセチアが咲いていました
ランチ 夕食 レンタカー
ランチは煮物と沖縄そばのセット 夕食はあぐー豚の料理 これ全部レンタカーです
沖縄美ら海水族館(ちゅらうみ)

1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会において海洋生物園として出展された後、博覧会跡地に1979年8月に開園しました。「美ら」は「ちゅら」と読み、沖縄の方言で「美しい」「綺麗」という意味だそうです。2002年に老朽化した旧館を建て替えて新水族館がオープンする際、全国各地から愛称を募集して決定されました。親しみやすいすてきな名称ですね。水族館の1階から2階を貫く「黒潮の海」水槽は、世界最大級の規模で圧巻です。また、世界初の試みとして、複数の世界最大の魚ジンベエザメや、世界最大のエイのマンタが飼育されています。ゆったり泳ぐ姿を見ているだけで癒されます。
沖縄美ら海水族館 沖縄美ら海水族館 カメの浜
美ら海水族館の玄関前 美ら海水族館の屋外展示 美しいカメの浜
黒潮の海 カラフルな熱帯魚 ウミガメ
ゆったり泳ぐジンベエザメ カラフルな熱帯魚 悠々と泳ぐウミガメ
那覇市内で少し渋滞があったものの、19:30にレンタカーを返却することができたので、首里城のライトアップを見に行くことにします。ちょっと遅くなりそうだけど、せっかくの機会だしね。我ながらよくやるね。。。
ゆいレール(モノレール)の乗り放題切符を購入しましょう。2日間有効の切符が1,000円なので4回乗れば元が取れるうえ、首里城などの入館料の割引特典がついているのでこれがお得でしすね。
さて、終点の首里駅の改札でマップをもらい、15分ほどてくてく歩いて「守礼門」にやってきました。ライトアップされた門は、怪しげな雰囲気もあっていい感じでした。それにしてもだれもいないのには驚きました。みんな街に繰り出してるのかな?
サンセット 守礼門 首里城
美しいサンセット ライトアップされた守礼門 龍潭から見る首里城のライトアップ
サンタさん?
県庁前のイルミネーション クリスマスツリー
沖縄のクリスマスイブはとっても静かでした
MEMO

勝連城跡  那覇より沖縄自動車道を経由して約1時間(無料駐車場あり)
海中道路  勝連城跡から約15分(海中道路の先に、伊計島や浜比嘉島などがあります)
今帰仁城跡  沖縄自動車道・ 許田ICから約1時間(無料駐車場あり)  入城料:400円
沖縄美ら海水族館  沖縄自動車道・ 許田ICから約50分(無料駐車場あり)  入館料:1,800円


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