白川郷

岐阜県の山間、庄川沿いの合掌集落。富山県の「五箇山」とともに、1995年に世界文化遺産に登録された。同集落は住民が生活を営みながら 、人類共有の遺産として保護、保存されている。
私は五箇山と白川郷の両方を訪ねたが、ひなびた雰囲気を味わいたいのであれば五箇山のほうが良いかな。白川郷はどちらかといえば開放的な雰囲気がある。
行楽シーズンはものすごく混雑するが、今回はシーズンオフとあって観光客はほとんどいなかった。なお、1月末〜2月の土曜日の夜はライトアップが行われている。ただし、ものすごい人だそうです。
高山から白川郷へ向かうバス
車窓から見る雪景色も美しい
雪に煙る庄川
墨絵のような世界はめっちゃ美しい
白川郷へは午後4時過ぎに到着した。バス停から民宿まで歩いていく途中、雪を被った合掌家屋が目に飛び込んでくる。実に美しい。
民宿に入ったものの、すぐさま村内を歩いてみることにした。激しく雪が降っている。傘を差してもあっという間に真っ白になる。
屋外は冷えて寒い。だれ一人歩いていない。この光景を目の当たりにすると寒さも忘れ、夢中でシャッターを切った。
夕食後は吹雪で外へ出られなかった。
民宿の軒先から撮影。できることなら
こんな窓灯りが見れるときに訪ねたい。
早朝、雪は止んでいた。ツルツルの道路を慎重に歩いて撮影ポイントを探す。
窓灯りがほとんどないのは寂しいが、雪を被った合掌民家の夜景は美しい。
このときもだれ一人出会わない。宿泊者だけが見ることのできる世界だ!
宿泊した民宿「孫右エ門」さん。270年の歴史を持つが、最近全面改修されてとても清潔。
大きな囲炉裏は現在も使われ、合掌造りの雰囲気は満点だ。囲炉裏を囲んでの食事は話が弾む。
ゆっくり檜風呂に入ると、一日の疲れが吹き飛んだ^^
夕食は山菜を中心とした郷土料理
このほかに2,3品が付いて美味しい
早朝の「であい橋」
だれの足跡もなくて気持ちよい
一夜明けたら良いお天気に
真っ白な風景は目にしみる
3階(屋根裏)部分

2階部分

一般公開されている「和田家」(国指定重要文化財)の内部。だいたいどこもこのような造りだ
3階建て構造になっており、民宿の場合は2階が家人の部屋として使われている
3階の屋根裏は物置かな? 囲炉裏の真上は簀の子のように隙間があり、煙が屋根まで届くようになっている
MEMO
交通  高山、高岡からバスで2時間〜2時間半。金沢からも便があるが、冬季は運行休止している。
宿泊  白川郷の合掌民宿は¥8000(税別)前後。山菜料理が中心。ほとんどの宿が改修されているので、
     冬場でもすきま風はまず大丈夫。改修年や囲炉裏の有無など宿の特徴をよく調べてから予約すると良いですよ。