東京・栃木 オータム・トリップ2008


(3日目・10月27日)  −柴又と旧古河庭園散策−

柴又

東京都葛飾区東部にある題経寺(柴又帝釈天)の門前町。映画『男はつらいよ』の舞台となったことで、広く認知されるようになりました。今でも昔ながらの町並みと人情が残っている下町情緒豊かな町です。帝釈天や矢切の渡し、参道のお店などを見て歩くと、映画のシーンが蘇ります。
柴又駅前 柴又帝釈天参道
柴又駅前にある寅さんの像 帝釈天の参道
柴又帝釈天参道 柴又帝釈天参道 天丼のランチ
帝釈天参道に並ぶ店を眺めながら歩きます ランチは揚げたての天丼
柴又帝釈天

柴又帝釈天は、正式には経栄山題経寺といい、江戸時代初期の1629(寛永6)年に禅那院日忠と題経院日栄によって開創された日蓮宗の寺院です。帝釈天の縁日である庚申の日は多くの参詣者で溢れるそうです。
帝釈堂内殿の外部は、全面が装飾彫刻で覆われていて、中でも胴羽目板の法華経説話の浮き彫りが素晴らしかったです。さらに庭園も美しかったです。
柴又帝釈天 柴又帝釈天
重厚な仁王門 帝釈天の境内
柴又帝釈天 柴又帝釈天の彫刻 柴又帝釈天の庭園
渡り廊下もいい感じ♪ 素晴らしい装飾彫刻 庭園も美しかったです
寅さん記念館

映画「男はつらいよ」の世界をくまなく紹介されています。入館してまず飛び込んでくるのが柴又帝釈天参道のセットです。1日の動きを光と音で再現され、真夜中になると二天門でネコとネズミの追いかけっこが楽しいです。また「くるまや」のセットや模型や映像で寅さんの世界をたっぷり味わうことができました。
寅さん記念館 寅さん記念館 寅さん記念館
山本亭

合資会社山本工場(カメラ部品メーカー)の創立者、故山本栄之助氏の自宅でした。その住居を昭和63年に葛飾区が取得し、平成3年4月から一般公開されました。ここの魅力は、なんといっても270坪の庭園です。縁先の近くに池泉を、背後には緑濃い植え込みと築山を設けて滝を落とした書院庭園です。多くの菊を育てておられ、美しい菊の花と庭園をゆっくり楽しむことができました。
山本亭 山本亭 山本亭の庭
雰囲気がいい山本亭の玄関先 庭を眺めながらお茶も楽しめます 美しい菊の花と庭
柴又公園

山本亭や柴又の町並み、江戸川の緩やかな流れを見渡すことができます。ぶらっと江戸川堤を歩いていたら、なんか金パチ先生が現れそうな気がしました♪
柴又公園 江戸川堤 江戸川堤
眺めのよい柴又公園 のんびりした江戸川堤
矢切の渡し

江戸時代初期に地元住人専用に幕府が設けた渡し場のひとつで、東京に残る唯一の渡し。伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の舞台や、歌謡曲で有名です。
ここに手漕ぎで情緒たっぷりの木製の渡し舟が、冬場を除いて毎日往復しています。川面を渡る手漕ぎの音と水を切る音がとてもすてきでした。柴又帝釈天と合わせて「残したい日本の音風景100選」に選ばれているそうです♪
矢切の渡し 矢切の渡し
渡船場で営業中の売店 手漕ぎの船って情緒あるね
矢切の渡し 矢切の渡し 松戸側にある文学碑
ゆったり揺られながら江戸川の景色を楽しみます 松戸側にある文学碑
旅日記 その3

最終日の10月27日は、寅さんの故郷・柴又を歩きましょう!
浅草は何度も行ったことがあるけど柴又ははじめて。帝釈天の参道の店を見ながら歩いたり、矢切の渡しにも乗ってみたかったんです。柴又駅の改札を出ると、おおっ 寅さんが立ってるじゃないですか! では、煎餅や草団子の店が多い参道を歩いて帝釈天へ。

「私、生まれも育ちも葛飾柴又 帝釈天の産湯を使い〜」の寅さんの口上でおなじみの帝釈天。平日でも結構人がいました。帝釈天は彫刻が美しいといわれています。帝釈堂内殿の外部は、全面が装飾彫刻で覆われていて、中でも胴羽目板の法華経説話の浮き彫りが素晴らしかったです。
柴又では、「寅さん記念館」や「山本亭」などを見学し、「矢切の渡し」の渡し船にも乗ってみました。渡し賃は片道100円とお安く、手漕ぎの船はゆっくり川を渡り、とても情緒豊かでした。

空港へ行くにはかなり早かったので、「旧古河庭園」を訪ねることにしました。この庭園のバラ園と洋館を見てみたいのでね♪
旧古河庭園は、日暮里で乗り換えて駒込駅から10分少々で到着します。バラが美しい庭園は、中央に大きな池もあります。ぐるっと一周すると気持ちよかったです!

あっという間に3日間の旅も終わろうとしています。羽田空港に早く到着したので、展望デッキに出て、夕陽や飛び立つ飛行機を楽しみました。またいつか関東へ行きたいなって思います。今度はいつになるかなぁ〜
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