松山城 松山市の中心部、勝山(標高132m)にそびえ立ち、姫路城、和歌山城とともに日本三大連立式平山城に数えられる。約400年前、賤ヶ岳七本槍で名高い加藤嘉明が25年の歳月をかけて築城した。天守閣は三重三層地下一階付きの建築になっているという。 松山城にはロープウェイ、リフトまたは歩いて登ることができる。今回はロープウェイを利用した。 |
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松山城の天守閣 | 本丸広場からの雄大な眺め | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本丸広場から天守を見上げる | からめ手を防御する乾櫓と乾門 | 直径2m、深さ44.2mの井戸 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
戸無門付近から天守を望む | 歩いて登るときはこの石段を上がる | 閉まっていた二之丸史跡庭園 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
市内電車 松山では路面電車が健在で、一般に「市内電車」と呼んでいる。伊予鉄道が松山市内をぐるりとまわる感じで運行している。貴重な市民の足であるとともに、道後温泉などの観光地へのアクセスとして大変便数が多い。ちなみに、かわいい坊ちゃん列車も同じ軌道を走っている。 今回の旅行では何度も乗車したけれど、私はのんびり走る路面電車が大好き。いつまでも残してほしいものだ。 写真は、県庁・松山城をバックに走る市内電車とその車内風景。 |
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子規堂 正岡子規が17歳まで暮らした家を復元した記念堂で、子規の菩提寺である正宗禅寺(しょうじゅうぜんじ)の境内に建っている。愛用の机や座布団など100点の遺品を展示している。また、境内には子規埋髪塔や、漱石が小説の中で「マッチ箱のような汽車」と評した坊っちゃん列車の客車もある。 |
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正宗禅寺の境内に建っている子規堂 | マッチ箱のような汽車の客車 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
石手寺(いしてじ) 四国霊場第51番札所で、728(神亀5)年に伊予大領越知玉純(おちたまずみ)が創建した。国宝の仁王門をはじめ、本堂、三重塔、鐘楼、五輪塔、訶梨帝母天堂(かりていもてんどう)、護摩堂、梵鐘といった重要文化財が建ち並ぶ。人影はほとんどない境内は、霊場の雰囲気が漂っていた。 |
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大師堂 | 洞窟・都卒天洞という洞窟の入口 | 三重塔 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
道後温泉 日本書紀にも登場し、3000年の歴史を誇る日本最古の道後温泉には、脛に傷を負って苦しんでいた白鷺が、岩間から噴出する温泉を見つけ足を浸したところ、傷が癒えて元気に飛び去さったという伝説がある。その白鷺の足跡の残った鷺石が放生園にある。 夏目漱石の坊ちゃんに登場する道後温泉本館は、1894(明治27)年に建築された三層楼の公衆浴場で国の重要文化財にも指定されている。泉質はアルカリ性単純温泉で神経痛や筋肉痛に効く。透明な湯はとっても気持ちよくて温まった。 |
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伊予鉄道後温泉駅舎 | 放生園(からくり時計と足湯) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
道後温泉本館 二階席でくつろぐ | 道後公園にある子規記念博物館 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
閑散としていた松山観光港 | 松山観光港で食べたあなご丼 | フェリーの二等寝台(客はたった3人) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
旅行日記 その2 松山では子規と藤村ゆかりの地を訪ねてみようと思う。 夜はあっという間に爆睡し、目覚めたら8時を過ぎていた。空は雲が多いけれど青空も広がっている。風は強いがまずまずの天気だ。 まず向かったのが松山城。市内電車に乗り運転手さんから1日券(300円)を買う。電車は1乗車150円と安いが、何度も乗りそうなので1日券を購入した。歩いて登ろうかとも思ったけれど、今回はロープウェイを利用した。帰りは歩いて下りたけど、かなり石段がきつそう。。。 天守閣の前に到着したらなにやら張り紙が! すす払いのため今日は臨時休館だって。がーん! 天守閣に登れなかったのは残念だけど、広場からの景色を楽しむことはできた。 石段を下りてきたら二之丸史跡庭園があるが、ここにも入ることができなかった。これはいつかリベンジしなければ!! 次に、松山市駅まで市内電車で行き、子規堂を訪ねてみた。ここは正岡子規が17歳まで過ごした邸宅を模して建てられた建物で、遺品など100点を展示している。ここは無事入ることができてよかった^^ 再び市内電車に乗って道後温泉へ。時間も早いので、四国51番霊場の石手寺に行ってみる。途中の道後公園に子規記念博物館があるが、やはりここも年末で休館だった。ぶらぶら歩いていたら、軽トラで通りかかった地元のおじさんが乗せてくれた。パンを頬張って苦しそうに食べていたので、自販機でコーヒーを買って乗せてくれたお礼にプレゼント。おじさんありがとう^^ 石手寺は人影はほとんどなく霊場の雰囲気が漂っている。だれもいない洞窟は不気味でもあった。 石手寺の門前でうどんを食べてぶらぶら歩いて道後温泉へ。夕方までたっぷり時間があるので、2階席を利用してゆっくり温泉に入る。又新殿や坊ちゃんの間などは前回見学したので、今日はパスしてお茶とお茶菓子でゆったりくつろぐ。 市内電車で松山駅まで戻って、インターネットカフェで暇つぶし。一回限りなのに会員登録が必要とか。面倒な手続きをしてようやくネット接続。たっぷり1時間半ほど遊んだ。しかも割引クーポンが使えるとかで、ドリンクバーが付いて200円だけだった。 フェリーが発着する松山観光港にはシャトルバスが便利。あまりにも早く着いたので、ダメもとで早い時刻の便に変更できるか聞いてみたら、OKだという。そこで、早い便で帰ることにした。しかもガラガラだったのでベッドに変更してくれた。ラッキー! フェリーは強風にもかかわらずまったくと言っていいほど揺れない。たぶん船に弱い人でも大丈夫と思うよ^^ 定刻の5:30に神戸に到着。 今回の旅行では久しぶりにネット友達に会えたし、地元の人との会話もできたし、美味しい料理を堪能もできてとても楽しかった。 反面、年末の旅行は想定外のことが多かった。子規と藤村ゆかりの地を訪ねようというもくろみは達成できたとは言えない。年末の国内旅行は避けたほうがいいかも知れない。いつかリベンジしたいなぁ! |
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MEMO ☆主な費用はこんな感じでした。
☆この旅行で経験した「あれれ?」を一覧にしてみました。嬉しかったことも悲しかったことも。
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