第6日(12/8) タリン(エストニア)散策&かもめ食堂
ヘルシンキからフェリーでタリンへ フィンランド湾を挟んでヘルシンキの対岸に位置するエストニアは、バルト3国の中でもっとも北に位置し、今年はロシアから独立して20周年になります。エストニアの首都タリンへはヘルシンキやストックホルムからフェリーや高速船で渡ることができます。なかでも城壁に囲まれたタリンの旧市街は世界遺産に指定されている素晴らしい町並みを歩いてみました。 ヘルシンキから2時間のクルーズで国境越えです。両国はシェンゲン協約に加盟しているので、出入国の手続きはありません。 7:30発のフェリーに乗るためにタクシーでハーバーへ行きました。フィンランドはチップの習慣がないので、タクシー料金も実料金を支払うだけでした。フェリーが発着するウエスト・ハーバーの窓口で乗船券を購入します。このときに身分証明書が必要なのでパスポートを提示しました。往復割引があるので、帰りの時刻を告げて往復切符を買い求めます。チケットにはパスポートの氏名が印字されました。これで乗船手続きは完了です。乗船チケットの右端に氏名が印字されています。 |
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フェリーターミナル | 窓口で購入した乗船券 | 朝食はホットドッグとクリームパン |
出航の30分前に乗船が始まりました。35,000トンを越す巨大フェリーなので、乗り込むまでの道のりがめっちゃ長かったです。フェリーは9階まであって客室は6〜9階にあります。タリンまでの2時間を8階のラウンジでのんびり過ごしました。 船はヘルシンキを定刻に出航しタリンに9:30に到着しました。出航の10分ほど前に案内の放送があっただけで、放送も出航の合図もなく、すーっと港から離れていきました。まっ、列車の発車もベルなどは鳴らなかったけど、海外ではこれが普通なんですね。 |
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乗船したフェリー | フェリーは9階建て! | 広々したライン寺でのんびり |
タリンの旧市街を散策 フェリーから降りて旧市街を目指して歩きます。ここでもトラムが走っています。トラムが行き交う街っていいね。さすがにここまで来ると日本人は一人も見かけませんでした。歩道は雪が凍ってツルツルになっていて、慎重に歩くと30分ほどでようやく入口の”太っちょマーガレット”と”沿岸大門”の前にきました。1529年に建てられた砲塔で、太ったおかみさんが監獄の食事を切り盛りしていたことから名づけられたとか。おとぎの世界っぽくて、ふっくらしたスタイルがうまく表現してるなあって思いました。 |
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トラムが走るタリン市 | 太っちょマーガレットと沿岸大門 | |
沿岸大門をくぐるといきなり石畳に中世の建物が出現し、まるで映画の世界やテーマパークみたい! もちろん市民が普通に暮らしている町。狭い石畳の坂道には可愛い店もホテルも教会もあります。こんなところで宿泊してみたいなあ♪ |
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門をくぐるとまるでテーマパークのような街並み♪ | ||
どこを向いても絵になる風景です | ||
教会もショップもホテルもかわいい | ||
旧市街は城壁に囲まれています。事前にタリン市観光局にメールで資料請求して入手したガイドブックをみると城壁に上れるところもあるようです。その場所がわからなくて行けなかったけど、城壁から眺める風景もよさそうです。 | ||
タリンの旧市街は城壁と塔に囲まれています | ||
坂道の上にはタリンの旧市街を一望できる展望台があります。町並みの先には港が見えます。素晴らしい眺めを楽しんで、ふたたび町を散策します。 | ||
展望台からはタリンの旧市街を見渡せます | ||
旧市庁舎前の広場ではクリスマスマーケットが催されていました。かわいい帽子や服を売る店、アクセサリを売る店、食べもの店などたくさんの露店が並んで楽しかったです。夕暮れになるとすごくきれいだろうなあって思いました。ゆっくり散策しているとフェリーの時刻が近づいてきました。カフェでフィッシュ&ポテトのランチを済ませて港へ急ぎます。 | ||
入り組んだ道路 | クリスマス・マーケット | 自家製のアーモンド屋さん |
かわいいカフェでフィッシュ&チップスのランチ | ||
かもめ食堂 小林聡美主演の映画”かもめ食堂”の舞台はヘルシンキの日本食の食堂。店主サチエと、ここで働くことになったミドリとマサコが繰り広げるほのぼのとした物語です。映画を観て、優しいフィンランドの人々や美しい風景に魅了され、いつか行ってみたいと思っていました♪ タリンからヘルシンキに戻ってきたところで、昨日買っておいたヘルシンキカードを利用します。カードにはフェリー乗船中に日付と時刻と使用者名を記入しました。ハーバーからヘルシンキ中央駅まで市バスを利用します。乗車時に運転手にそのカードを見せるだけです。中央駅でトラムに乗り換えて、かもめ食堂へ行きましょう♪ かもめ食堂は、正式には「カハヴィラ・スオミ(Kahvila Suomi)」という名のレストランです。住宅街にあるのでわかりにくくて、少し道に迷いながらもなんとかたどり着きました。ウインドウには日本語で”かもめ食堂”と書かれています。映画そのもので感動! 現在はフィンランドの家庭料理のレストランですが、「かもめ食堂」という日本語表示をそのまま残していてくれてるのが嬉しいね。店内にはブルーのテーブルとイス! アアルトのデザインの北欧家具です。映画とは微妙に違うところがあるけど、ロケの舞台となった店が、今でも営業を続けていて嬉しかったです^^ |
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かもめ食堂 | ウインドウにも”かもめ食堂”の文字 | ブルーが基調のインテリア |
ここは日本人にとくに人気のレストランで、数人の日本人のお客さんがいました。日本語は通じませんが、日本語メニューがあるので注文は簡単。フィンランドの名物料理”ミートボール”を注文しました。メイン料理を注文したら、パンとサラダはご自由にどうぞとのことです。どばっとマッシュポテトが添えられているので、それだけでお腹いっぱいになったんだけどね^^ ランチだったらシナモン・ロールを食べてみたいな。食後にオーナーがシナモン・ティーをサービスしてくれました。もっと時間があればアカデミア書店やカフェ・アアルトにも行ってみたかったけど、かもめ食堂で食事ができたし、サチエがガッチャマンの歌を口ずさみながら歩いていたエスプラネーデのイルミネーションも見ることができたから満足です^^ ホテルに戻る前にちょこっとムーミン・ショップに行ってみます。かわいいグッズやお土産などがたくさんありました。明日はショッピングの時間はあまりなさそうなので、デパートやみやげ物店を見て歩きましたが、これといったものは見つからず。。。 |
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すっきりした店内 | キッチン | フィンランドの名物料理”ミートボール” |
(7日目へ) |