7月31日 飛行機はJALとカンタス航空との共同運送で、機材、乗務員はJAL。オーストラリア周遊だから、個人旅行の割引航空券「ブーメランパス」を利用した。どれくらい値段が違うのか調べてみたら、パース〜シドニーの国内線運賃は約8万円、ブーメランパスだと2.7万円ほど。この差は大きいよね。席数が少ないので早めに予約が必要。
さて、JAL機のシートピッチは予想以上に狭く、めっちゃ窮屈だった。カンタス国内線のほうがはるかに広い。そこまで詰め込まなくてもって思いました!
またも液晶モニタのないタイプ。帰りもなかったから、またまたおあずけ。一度は液晶モニタ付きの飛行機に乗ってみたいものだ。
8月1日 ブリスベンにはほぼ定刻に到着した。オーストラリアの検疫は厳しい。そこで、風邪薬など常備薬とキャンディーを持っていたので、税関申告書にチェックを入れた。こうしておくと税関ではそれらを見せるだけで入国がめっちゃ早い。オーストラリアへ行くときは、薬やお菓子を持っていれば申告するのがいちばんだと思う。申告なしの人は全員X線検査や、中身のチェックを受けて時間がかかっていたようだ。
国内線への乗り継ぎもスムーズに進み、まずは順調な滑り出し♪
ブリスベンで、HPのお友達K53さんにお会いでき、エアーズロックの素敵な本をいただいた。素晴らしい写真集で、すっごく嬉しい。どうもありがとうございました^^
8月1日 ハプニング(ということでもないけど)その1
夕食は何を食べようかなって思って夕方に街へ出てびっくり! 午後6時にはほぼすべての店が閉まってしまう。レストランもほとんどない。田舎町だからそんなものかな。中華料理のテイクアウェイですませることにした。唯一スーパーマッケットが遅くまで開いていたので助かった。朝食のパンと水を買い込むことができてホッ!
ダーウィンでは食事は期待しないでおきましょう(笑)
8月2日 「エディスホールとキャサリン渓谷クルーズ」の日帰り英語ツアーを申し込んだ。語学力のない私には英語ツアーは辛いところ。まっ、自然を楽しむのだからなんとかなるだろうと思って参加した。
午前6時30分にピックアップ。大型バスのドライバー兼ガイドは若い女性だった。バスを運転しながら喋ってくれるのだが、やっぱり言葉はわからない。時速100キロ以上で1時間以上走っても、まったく変わらない単調な景色を見ているのもつまらないものだ。
エディスホールは滝壺だから小さいものと思っていたら、めっちゃ広い池だった。30分ほど時間があって泳げるので水着を持ってくればよかったなあ。ただ、おとなしいとはいえワニが棲息してるというから泳ぐには勇気がいるね。
キャサリン渓谷は船でゆったリ巡る絶壁が美しかった♪

ただ渓谷美に限れば日本のほうが急流だし、これ以上に美しいところはたくさんあると思う。もっとも大きな船でのクルーズは難しいだろうな。でも、延々と平原を走っていて突然このような渓谷が現れたのには驚いた。なんでこんな平地にこんな絶壁があるんだろうって!

ってわけで、この日もとくにハプニングはなく順調に過ぎていった。
日本から15時間ほどかけて到着した翌日、6時半から20時半までバスツアーっていうのはかなり疲れた。というわけで夜はあっという間に寝てしまった。。。
8月3日 いよいよダーウィンのハイライト「世界遺産・カカドゥ」のツアーだ。このツアーにはぜひ参加したくて、事前に日本でツアー予約をしておいた。
ツアーは6時30分ピックアップ。前夜は風呂に入ってすぐに寝てしまった。でもめっちゃ眠かった。
やはりバスで1時間以上走っても景色はいっこうに変わらない。かなり単調な景色に飽きてきたころ、ようやくノーランジーロックに到着。ロックアートを見たあと高台から眺めた景色に思わず感嘆!! 地平線まで続くユーカリの林! 雄大な景色を堪能して昼食。
午後は待ちに待ったイエローウォータークルーズ。豊かに水を蓄える湿原をクルーズ船は静かに進む。目の前をワニが横切る。3メートルを超すワニが寝そべっている。野鳥もたくさんいる。なんとワイルドで素晴らしいんだろう!
ぜひもう一度ここへ来てみたい。できれば早朝のクルーズに。
8月4日 6時20分発の飛行機で出発、アリススプリングス乗り継ぎエアーズロックへ向かう予定。空港へ到着したら「アリススプリング行きの飛行機が2時間遅れている」との表示。乗り継ぎ時間がたっぷりあるから心配はないんだけど。ただその先が遅れていないことを願う。
ざっと店を見て回り、ボケーっとしていたら、飛行機が遅れているので朝食をサービスするという。搭乗券を見せるとパンとコーヒーのチケットをくれた。なかなかサービスがよろしい^^
結局2時間ほど遅れて出発。すぐに朝食が出た。カップに入っているのはドライフルーツ。牛乳をぶっ掛けて食べるのだがすごく甘い。ついさっきパンを食べたところなのに、よくお腹に入るものだ(笑)
機材はBAe146という64人乗りの小型ジェット機。翼が窓より上についているので窓からの景色は抜群!
小型機なので揺れを覚悟していたが、アリススプリングスまでの約3時間はほとんど揺れることもなく快適だった。しかもこんな国内のローカル線の小型機なのにJALのジャンボ機よりはるかに座席が広い。なんということだ!

アリススプリングスでは真っ青な空に迎えられた。砂漠地帯なのでからっとして快適。街に出ようか迷ったが、空港内でのんびりすることにした。エアーズロック行きの飛行機も送れているようだ。午後のウルルのサンセットツアーに間に合うんだろうか。

ハプニング(というより単なるドジだけど)その2
ふとバッグの中を見て愕然。11月に京都の修学院離宮と仙洞御所へ行きたくて、参観申し込みの往復ハガキを持って家を出て、関空で投函するのを忘れたことに気づいた。3か月前の1日から申し込み受付開始なので、31日の夜に関空で投函する予定だったんだ。うー、今頃気づくなんて。ここで投函しても仕方ないし。。。
8月4日 エアーズロックに到着直前になってすごい飛行機の揺れ。降りてみてわかったことだが、風がものすごく強い。予想をはるかに超えている。飛行機が飛んでよかったねって言われた。
事前にエアーズロックの2日間のサンセットやサンライズ・登山などの日本語ツアーを申しこんでおいた。約1時間の遅れで空港に到着すると係員が待っていてくれた。今回はじめてお迎えがあった(笑)
遅れてるのでホテルのチェックインも済ませてあるという。なんと手際のいいこと。ホテルで簡単に説明を受け、さっそく午後のプログラムがスタート!
すべて分刻みのスケジュールで安心だけどつまらなかった。景色は抜群だったしガイドさんの話も上手だったけどね。夜は南十字星が見れて満足。このためにフィルムカメラと三脚を持ってきたんだもの^^
8月5日 この日は「キングスキャニオン」へ日帰りで行くつもりだった。ところが今回の旅行は、とにかく朝が早く、バスに乗っている時間がやたら長い。かなり疲労もしている。というわけで、リゾートでのんびりすることとした。
リゾート&ショッピングセンター巡り、展望台へのハイキング、ラクダ・ライドなどでのんびりしていた。

ハプニング(というよりラッキー)その3
午後、ホテルのトイレの水が流れなくなった。しばらく時間が経つとちょろちょろと流れる。これではダメだってことで、連絡して見に来てもらった。なにやらごちょごちょっとして出て行ったまま。??どうしたんだろうと思っていたら、故障だから部屋を替わってくれと。
で、替わった部屋は「デラックス・ルーム」バスタブは付いてるし、設備が全然違う! ラッキーでした^^
早い時間にトラブルが起こってよかった。これが夜だったら面倒だものね。
8月6日 ウルルのサンライズと登山の日だ。日の出の70分ほど前、午前6時にピックアップ。バスでサンライズポイントへ向かう。意外と冷え込みはないなあって思っていたら、空は雲に覆われていた。雨が降るようなことはなさそうだけど、サンライズは見れない感じ。少し残念だったけど、2日連続でサンセットが見れたから満足!
写真を撮っていたら、後ろからそれを撮影してるカメラマンがいる。シドニーの記者で「写真の好きな日本人」という見出しの記事を書くそうだ。もしかしたらシドニーの新聞に載っていたかも。
サンライズは残念だったけど、無事登頂ができたのでよしとしよう!

パースへは15分ほど遅れただけで到着。タクシーでホテルへ向かった。おおっ、テレビでNHK衛生が映るではないか。台風が沖縄に接近中と知り、なんとなくイヤな予感がした。この予感が、明日慌てることに繋がっていくのだが。。。
8月7日 ピナクルズへのツアーを申し込んだ。四輪駆動車で砂丘も疾走するらしい。すごく楽しみ! 車はトヨタのランドクルーザー。一度乗ってみたかったんだ。乗り心地はイマイチだったけど。ピナクルズは不思議な世界、バスでは入って来れないがこの車ならOK! 少人数で小回りが利くしこのツアーで正解!
それにしても食事時間が短い。うちの家族は食べるのは早いほうだが、いつも食べ終わったあとほとんど時間がない。行き先が遠いから仕方ないんだけどね。
さて、ピナクルズやオフロードのドライブを楽しみ、夕方パース市内へ戻った。予約を取っておいたレストランで降ろしてもらう。日本人の経営するステーキやさん。お肉がすごくやわらかくて美味! 同じオージービーフなのにどうしてこんなに違うの??

ハプニング(というより諦めの心境)その4
ホテルに帰ってテレビをつけたら唖然とした! 台風が近畿を直撃?! しかも猛烈な勢力じゃないか。進路予想では8日の夜に直撃とか。そうなると帰りの飛行機がヤバイ。JALの機体とサービスだから、前日(8日)の夜に関空を飛んでもらわないことには帰れない。10日には用があるんだ。
とはいってもどうしようもできない。幸い自宅のすぐ近くに親が住んでいるので、電話をして万一帰れない場合は用件をお願いした。でも、用件というのは近所付き合いのことだから、帰れないとヤバイかも。
と心配しながら眠りについた。
8月8日 ハプニング(というより諦めの心境)その5
朝起きてすぐにNHK・BSを見る。なんと台風直撃、しかも接近の予想時間が最悪。この時点で1日の延泊を覚悟した。10日に用がなければ、ゆっくりできて喜ぶところなんだが。とは言ってもジッとしていても仕方ないので、市内を散策し、フリーマントルを訪ねてみた。

ハプニング(というよりグッドタイミング?)その6
フリーマントルは小さな町なので、3時間もあれば回れると思っていた。まずは遠い刑務所へ。時刻はちょうど12時。ざっと見て食事でもしようと入ったら、ガイドツアーの始まるタイミングだった。まっいいかとガイドについて行ったら、なんと所要70分。お腹はすくし戻ることもできなくて。。。

夕方、モンガー湖からホテルに戻り、カンタスへ飛行機の運航状況を聞いてもらった。JALの機体だし、今夜関空発が欠航になっているかどうかを聞いてくれればいいのだが。何を聞いてくれたか不明だが、カンタスのコンピュータに何も情報が入ってないという。
ホテルのインターネットは日本語の表示ができないし、ネットカフェはかなり遠いそうだ。まっ、なるようになると、帰りのパッキングを行い、チェックアウトした。
8月9日 パース0:40発のチェックイン。この場ではシドニー〜関空のチェックインはできないという。やっぱり欠航かなと思いながらパースをあとにした。
シドニーに到着後、乗り継ぎカウンタへ。お客さんラッキーですね。昨日だったら大幅に遅れて出発、日本のどこの空港へ降りるかわからないという条件付だったとか(どこへ降りたのかは不明)。今日の関空発の飛行機はこちらへ向かってるとのこと。ホッ!
時間があるのでオペラハウスでも行くつもりだったが、お土産も買わないとダメだし、どうも面倒になって、結局空港でぼけーっと過ごした。

オーストラリアはやはり人も自然も素晴らしい。今回の旅行がかなりワイルドな旅だったのだが。
ぜひまた行きたい。いやきっと行くだろうなあ^^