−京のお寺に蓮がよく似合う−


法金剛院(ほうこんごういん)

律宗・唐招提寺に属している。特別名勝の庭園は、巨岩を並べた雄大な「青女の滝」を中心とした回遊式浄土庭園で、大きな蓮池がある。「蓮の寺」とも言われ、7月には境内が蓮の花に埋まる。極楽に咲くという蓮の花は清楚で、華麗で、心を清々しくしてくれる。

法金剛院の紫陽花はこちら
蓮池には純白の蓮が美しく咲いていた
青女の滝(せいじょのたき) 美しい蓮がちょうど見頃だった
天龍寺(てんりゅうじ)

1339(延元4)年に足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建立した。臨済宗天龍寺は大本山で、世界文化遺産に登録されている。開山の夢窓国師による、曹源池を中心とした嵐山を借景とする池泉回遊式の庭園は、南北朝時代の禅院を代表する庭園だ。紅葉と雪景色がことのほか美しい。
観光客のいない天龍寺ははじめて♪
緑の曹源池も美しい 蓮池では美しい蓮が見ごろだった
宝厳院(ほうごんいん)

天龍寺の塔頭寺院のひとつで、1461(寛正2)年、室町幕府の管領であった細川頼之により、聖仲永光禅師が創建した。庭園は夢窓国師の法孫である策彦禅師の作とされ、嵐山を巧みに取り入れた回遊式枯山水庭園で、「獅子吼の庭」と呼ばれている。この庭園の大きな石は「獅子岩」と名づけられ、獅子の姿が目に浮かぶ。新緑、紅葉がたいへん美しい。

秋の宝厳院はこちら
静かな佇まいの山門 獅子岩ともみじ
庭園では桔梗が咲いていた 簑垣ともみじ 飛び石と杉苔が美しかった
龍安寺(りょうあんじ)

1450(宝徳2)年、徳大寺家の別荘を細川勝元が禅寺に改めたのが始まり。方丈前庭の枯山水庭園は、白砂に15の石組を配し、虎の子渡しの庭ともいわれている。龍安寺も世界文化遺産に登録されている。

秋の龍安寺はこちら
境内(画像にマウスを重ねてみてね) 鏡容池の睡蓮 庫裡へ向かう石段
アクセス

法金剛院  JR嵯峨野線(山陰本線)「花園」下車、徒歩5分  拝観料400円 9:00〜16:00(蓮の開花時は7時から)
天龍寺  京福電鉄「嵐山」下車すぐ。  拝観料600円(庭園だけ拝観は500円)  8:30〜17:30(冬期は時間短縮)
宝厳院  京福電鉄「嵐山」下車、徒歩7分。  拝観料500円  9:00〜17:00
龍安寺  市バス「竜安寺前」下車すぐ。  拝観500円  8:00〜17:00(冬期は時間短縮)


Patr2へ