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熊本城

日本三名城の一つ熊本城は、別名「銀杏城」とも呼ばれ、加藤清正によって1601(慶長6)年に着工され、7年の歳月をかけ築城された。
大小の天守閣から成る豪壮雄大な構えで、美しい曲線で築かれた石垣や、自然の地形を利用した築城技術は素晴らしい。
加藤清正が築城した熊本城は、その後細川家の居城となったが、西南戦争時にほとんどの建物が焼失した。現在の天守閣は昭和35年に再建された。
 
大小天守閣(左)と、宇土櫓(右)
熊本へ行きたい!

ANAが02年12月〜3月の毎月1日を、1万円で乗り放題という企画をしていた。12月に鹿児島を訪ねて楽しかったので、もう一度どこか行きたくなった。
釧路へ行って丹頂鶴を見るか、熊本へ行ってラーメンや馬刺を食べるかで悩んだ末、予約の取りやすさ(釧路は東京経由)から、熊本に決定!
元旦の朝、自宅からインターネットで無事予約できた^^
そして3月1日。まさかとんでもないトラブルに遭遇するとは。。。
天守閣から見た熊本市内 石垣が美しい
旧細川刑部邸
(きゅうほそかわぎょうぶてい)

細川家三代忠利の弟興孝の家を移築・復元したもので、広大な敷地内の建物に、当時の生活用具を展示している。
旧細川刑部邸は建坪約300坪。蔵が付属した長屋門を入ると、唐破風の大玄関にいたる。上級武家屋敷としての格式をもち、邸の周りの庭園も、しっとりとしたたたずまいで美しい。
 
雨に濡れてしっとり落ち着いた雰囲気だった
 
 
大玄関 銀之間から庭園を臨む あっさり豚骨味の熊本ラーメン
水前寺成趣園(じょうじゅえん)

約360年前、細川忠利、光尚、綱利の三代にわたり細川藩別邸として築造された桃山式庭園で、池底から湧き出る清らかな水が池を満たす。東海道五十三次をかたどった回遊式庭園は、築山と泉石の妙、そして清らかな水をたたえる池が美しい。
水前寺成趣園は藩主の別荘地だったが、明治以降は庭園全体が出水神社の境内となっている。
 
 
東海道五十三次をかたどった回遊式庭園という
橋の向こうが出水神社 人影のないおみやげ物屋 熊本名物の芥子蓮根・馬刺が美味しい
ハプニングあれこれ。。。

今回の日帰り旅行はとんでもないハプニングに遭遇。無事だったから笑って済ませられるけどね^^
ってことで、ハプニングをあれこれ綴ってみます。

1.7:40過ぎに関空に到着。で、さっそくチェックイン手続きをした。そのとき放送で「東京の管制塔のコンピュータにトラブルがあり、出発を一時見合わせてます。復旧しだい出発いたしますが、今後の便に遅れなどの影響が予想されます」だって。
そのときは「何があったんだろう? たいしたことがなければいいな。」くらいにしか思ってなかった。

2.機内への搭乗はほぼ定刻に行われたため、たいしたことはないと思っていた。飛行機に乗り込んだら、操縦室からの説明があった。このときも「東京の管制塔のコンピュータのトラブルで、出発許可がでていないので待っている」とのこと。40分ほどしてようやく「出発許可が出たので出発する」との放送が入った。約1時間の遅れで飛んだが、飛行機の中で待機は辛い。
今回の飛行機はB737−500。それにしてもシート間隔がめっちゃ狭く窮屈だ。この飛行機は敬遠したいな。

3.熊本には1時間ほど遅れて到着。到着にあわせてリムジンバスの臨時便が運行されていた。ネット仲間のミルキーさんが市内の案内をしてくださるとのことだったので、すぐに遅れて到着したことを連絡した。どうにもならないとは言え、ご迷惑をおかけしました。

4.熊本の天気はあいにくの雨模様。心配していたほどの強い雨でなく助かった。しっとり濡れて落ち着いた景色を見ることができた。でも、やっぱり晴れがいい。雨だと撮影も大変! 熊本城、旧細川刑部邸、水前寺公園などの観光と、昼食は熊本ラーメン。あっさりした豚骨スープはとっても美味しかった^^

5.観光を終え、帰りの飛行機の出発時間が気になるので、予定より1本早いバスで空港へ向かった。空港に到着し状況を聞いたところ、3時間以上の遅れとか。ここで始めて事の重大さを知りびっくり!! チケットは関空行きの一日乗り放題。便の変更はできないのは知っていたが、とりあえず1時間早い出発の伊丹行きに変更できないか聞いてみた。
少し席が空いてるので、特例として変更してくれた。出発は20時過ぎだろうとのことだった。状況によっては再度関空へ変更も受け付けるから、搭乗口へは急がないほうがいいよとのことだった。親切に対応してくれて良かった^^

6.さあ、空港での暇な時間をどうしようか。とりあえず混まないうちに夕食、その後は店を冷やかして試食をしたりして遊んでいた。ところが、いつまで経っても大阪行きの出発時刻がでない。そうこうしているうちに20時を過ぎてしまったので、搭乗口へ向かった。ようやく伊丹行きの出発時刻が20時40分とでた。やれやれ帰れそうだ。
そう思っていたら、なんと関空行きが欠航になってしまった。機材のやりくりが出来なかったらしい。

7.振り替え便は伊丹行き。あまり座席が残ってなかったから、積み残しも相当あったに違いない。なんとラッキーなんだろう♪
21時にようやく離陸。伊丹には21時55分に到着した。あと5分遅れたら関空へ行き先が変わっていたそうだ。伊丹の門限は21時。非常時は特例で22時まで離発着できるそうだ。

8.もし、熊本で足止めを食らったら宿泊費などどうなるのか聞いてみた。「航空会社には責任がないので、宿泊費はお客様ご負担です。」だって。足止めを食らって、翌日阿蘇を観光して帰るほうがよかったかなと思ったり(笑)

9.伊丹に到着したとき、機内放送で数名が呼ばれ地上係員のところへ行ってだって。私も含まれていたのでなんだろうと思ったら、行き先の振り替えをしていただいた交通費?として、「一人2000円をお返しします」と、キャッシュバックを受けた!
私の都合で振り替えてもらったんだけどなんとラッキーなんだろう^^

10.ってことで、いろいろあった一日だったけど、無事0時ごろに帰ることが出来ました。
大変貴重な経験が出来て、ある意味では面白い日帰り旅行でした!