秋の木曽路を散策





岩村

岐阜県恵那市岩村町。江戸時代に東濃地方の政治・経済・文化の中心として栄えた城下町。岩村城主遠山景任亡き後、女城主として城を守っていた修理夫人にちなんで、「女城主の里」として知られている。
町並み保存地区では、往時の繁栄を示す重厚な塗屋造の主屋や土蔵、大きな柱や梁組を見せた町家が建ち並んでいる。
岩村城下町 岩村城下町
城下にときを知らせる「太鼓櫓」 城下町の風情を感じるなまこ壁
岩村城下町 岩村城下町 釜飯とそばのランチ
街道沿いには商家の古い町並みが残されていた ランチは釜飯とそばなど
妻籠宿(つまごじゅく)

長野県木曽郡南木曽町。江戸と京都を結ぶ中山道六十九次の、江戸から数えて42番目の宿場町。
明治以降、鉄道の敷設や道路の開通によって、宿場としての機能を失って衰退していったが、昭和になって往時の宿場町の姿を色濃く残している町並みが見直され、保存運動が起こった。今ではすっかり観光地化して、週末は人でごった返すけれど、この町並みを歩くとホッとする。
妻籠宿 妻籠宿
妻籠宿 妻籠宿 妻籠宿
江戸時代の宿場町の姿を色濃く残している
脇本陣「奥谷」(おくや)

宿場には、高貴な人々の宿泊に備える本陣や脇本陣を設ける必要があった。
妻籠の本陣は代々島崎氏が勤めていたが、明治20年代に島崎氏の上京により取り壊され、平成7年に復元された。
脇本陣は、屋号を「奥谷」といい、代々林氏が勤めてきた。明治10年に総檜造りに建て替えられた。裏の土蔵は展示室として公開され、民族資料や藤村文学関係資料などが展示されている。街道は観光客であふれているのに、有料の施設はガラガラ。。。
妻籠脇本陣 妻籠脇本陣
脇本陣の玄関 脇本陣の内部(囲炉裏の間)
妻籠本陣
妻籠脇本陣 妻籠脇本陣
上座の間から眺める坪庭 民族資料などの展示室 復元された妻籠宿の本陣
馬籠宿(まごめじゅく)

岐阜県中津川市。馬籠宿は中山道の43番目、木曽11宿の最南端、美濃との国境にある。街道が急な山の尾根に沿っているので、急斜面で両側に石垣を築いては屋敷を造る「坂のある宿場」という特徴がある。本陣・脇本陣のほか、旅籠、商人宿、木賃宿や馬宿があり、馬籠宿には8軒ほどの旅籠があったという。
また、島崎藤村の生誕地としても知られている。
馬籠宿 馬籠宿
急な坂道の馬籠宿(現在は土産物屋が軒を連ねている)
馬籠宿 馬籠宿 馬籠宿
藤村記念館

島崎藤村の生家で、馬籠本陣の島崎家跡。藤村少年が勉強部屋として使用し、小説「夜明け前」にも登場する隠居所は当時のまま残されている。6000点もの資料を所蔵する。
藤村記念館 藤村記念館 藤村記念館
アクセス

岩村  中央自動車道「恵那IC」から約20分     駐車場あり
妻籠  中央自動車道「中津川IC」から約30分   有料駐車場あり
馬籠  中央自動車道「中津川IC」から約20分   有料駐車場あり
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