1月24日(金)

まずは飛騨高山をめざしてGO!
 家→鶴橋→大阪→新大阪→名古屋→高山。なんと多い乗り換えだろう(笑)
新大阪駅7:33発の新幹線は定刻に発車し、京都駅でほぼ満員。湖東地方の野洲川を渡ったあたりから雪景色となった。ところが近畿で最も雪が降るという関が原に差し掛かると、雪がまったくなく伊吹山が綺麗に見えた。不思議なこともあるものだ。
名古屋で高山本線に乗り換え飛騨高山をめざす。下呂温泉を過ぎたあたりから本格的な積雪となった。随所に保線係員が待機しておられるのが見える。本当に辛い仕事だろうな。ご苦労様。

高山を散策
 高山に到着したら晴れ間が覗いた。なんとラッキーなんだろう。まずは駅前のコインロッカーに荷物を入れて、古い街並み散策しながら陣屋へ行ってみよう。
雪の高山は雰囲気がすごくいい。やっぱり来てよかった^^
さすがの観光地もシーズンオフの平日。観光客はほとんどいない。
陣屋の切符売り場でラーメンの美味しい店を教えてもらった。「まさご」という店で、店内は狭く4人がけのテーブルが4卓とカウンターだけ。メニューはラーメンの並と大の2種類だけ。醤油味がとてもおいしゅうございました。

 ラーメンを食べて屋外に出ると激しく雪が降ってきた。この日はたまたま24日市というのが開かれていたのですごい賑わいだ。歩道にはアーケードがあるので助かった。雪が弱まるのを待ちながら露店を見て歩いた。しばらくすると雪は止み晴れ間が広がった。冬の天気は変わりやすい。

白川郷へ出発!
 高山の古い街並みを散策したあとは、14:00発の特急バスで白川郷へと向かう。このバス、特急とは言うものの普通の路線バス。停留所がいくつもあった(笑)
激しく雪が降る中、2時間あまりバスに揺られて定刻より15分ほど遅れて白川郷に到着。こんな雪の中を運転できるなんてすごい!
雪に埋もれる合掌集落を目の当たりにして感動!!

白川郷に到着
 チェックインをして休憩することなく、明るいうちに周辺を歩いてみた。雪に霞む合掌集落はすごくいい雰囲気だった。
宿泊した民宿はもちろん合掌造り。ご主人は萱葺き職人さんだ。この日の宿泊は12名。囲炉裏を囲んで郷土料理の夕食となった。岩魚の塩焼きや味噌を使った料理は素朴ですごく美味しい。
最近では囲炉裏で火を焚いている家は少なくなったという。宿の中には囲炉裏に電球を入れて火のように見せているところもあるという。火を焚くと煙が目にしみるが、この煙が萱の害虫駆除になるという。囲炉裏のある民宿に宿泊ならこの宿がおすすめ。屋号は「孫右エ門」さん。1泊2食8000円(冬は暖房費が必要)+税だ。
部屋にはホームコタツと石油ファンヒーターが設置され、テレビはない。風呂は檜風呂で木の香りが最高!
夜9時ともなれば辺りは静寂に包まれる。もう寝るしかない。なんと健康的なんだろう(笑)
毎年1月末から2月にかけて土曜日の夜はライトアップが催される。宿泊したのは金曜日で、残念ながら見ることはできない。だが、すごい人だそうだ。最大でも1500人しか宿泊できない村に15000人ほどの人が集まるそうだ。下呂や高山に宿泊して見に来るとか。カメラマンの小競り合いもあるという。美しいライトアップは見れないのは残念だが、静かな本当の姿が見れて良かったと思う^^



1月25日(土)

夜景撮影に挑戦!

 5:30ごろに除雪車の音で目が覚めた。部屋の中はめっちゃ寒い。ファンヒーターのスイッチを入れ少し温まるのをまって着替えた。昨日の高山でのめまぐるしく変わる天候や、夜明け前から除雪作業という雪国の生活の厳しさを知ることができた。
着替えて屋外を見たら雪が止んでいた。さっそくカメラを三脚にセットし5〜10秒ほどの露出で夜景撮影に挑戦する。低温に耐えるようにリチウム電池を買っておいた甲斐があって電圧の低下もなかった。
夜の間に30センチほど積もったようだ。足跡のない新雪の上を歩くって最高に気持ちいい。早起きしてよかったなあ^^

和倉温泉へGO!
 雪に埋もれたバス停の前で待っていると、定刻の10:35に高岡行きのバスがやってきた。これから2時間半の路線バスに揺られる。途中地元のおばちゃん達が乗り込んだりしたが、ほとんどの時間は私一人。運転手さんと世間話をしながら雪景色を楽しむ^^
高岡へも定刻に到着しJRの切符を買う。乗り継ぎは15分ほどなので、サンドイッチを買ってホームで食べた。ふと売店を見ると「ますの寿司」がある。富山といえばます寿司! これ食べたかったんだよね。あ〜失敗。
津幡で七尾線に乗り換えるが、30分の乗り継ぎ時間がある。近距離切符なので改札は出られない。ホームに立ち食いうどんがあったので冷えた体を温めるために?腹ごしらえ。ふと見渡すと改札が始まっていないので、乗り換え以外の人はホームにいない。こんなことで商売が成り立つのか不思議に思った。
津幡を発車して間もなく車内灯が消えた。交流から直流への切り替えを行うという。実にローカル♪
七尾駅でさらに能登鉄道に乗り換え。短時間だけどいろんな体験ができてローカル線は楽しい^^

雪がない。。。
 ところで期待していた雪はというと、和倉温泉ではまったくなかった。1月4日以降積雪はないという。雪を期待して来られた職場の皆さんはがっかりされていた。
今夜の宿は「あえの風」という加賀屋の弟分。綺麗で立派なホテルでびっくり。そういえば加賀屋は「プロが選ぶ日本のホテル・旅館」で23年連続総合1位だった。でも、たった一晩泊まるだけでこの宿は私には勿体無い。民宿のほうがあってると思う。
暇なので温泉街をぶらっと歩いてみた。で、感じたことといえば、立派なホテルは立ち並んでるけど、景色が良いわけでもなく、ほかに何もないところ。海のすぐ傍といっても目の前に能登島がでーんと座ってるので波もない。かなりがっかりしてホテルへ戻った。
到着が遅れる人がいるので宴会は7時からだって。津幡でうどんを食べておいてよかった!
苦手なお座敷宴会がお開きになり温泉へ。たしかに名湯だ。体がぽかぽかしたところで、ネットでしばらく遊んだ。



1月26日(日)

千里浜〜金沢

 少し雲が広がっているがまずまずの天気。やはり天気に恵まれた!
朝食のあと、観光バスで海産物店を回って、「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウエー」を走る。ここのビーチの砂はめっちゃ細かいので、波打ち際を車で走ることができる。今回の運転手さんはサービスして波しぶきを上げて走ってくれた♪ 走った後の洗車が大変だろうな。石川県のレンタカーは千里浜を走るのと走らないのとでは料金が違うとか。
ただ気をつけなければならないことが一つ。波が来るところに車を停止させると、すぐに砂で埋まってしまうんだって。車を止めるときは波打ち際から離れて停車しないといけない。
7キロほどのなぎさドライブを楽しんで金沢市内へ入っていく。

金沢で昼食の後、兼六園へ。およそ1時間半の自由見学。残念ながら雪は積もってなかったが、雪吊りの風景を楽しむことができた。兼六園は3度目だが、美しい庭園は見飽きない。その後長町界隈を散策。古い街並みや武家屋敷などを見て周った。
金沢駅に到着し少し時間があったので地元の人がよく行くというラーメン店「八番麺屋」へ行ってみた。ここのラーメンは太麺で、キャベツやもやしがたっぷり入っていてヘルシーだ。店員にお勧めを聞いたら「さっぱり塩味がいいよ」とのことだったのでさっそく注文。味はまずまずだけど、太麺は私にはイマイチかな。

帰りの電車は特急サンダーバード。なんとグリーン車を手配してくれた。少しシートが大きすぎるように思えたが、快適に大阪へ帰ってこられた。幹事さんお世話になりました^^



店・宿のご紹介

高山 ラーメン
 「まさご」 メニューはラーメンのみで550円
  岐阜県高山市有楽町31 TEL 0577-32-2327
  表通りではないのでわかりにくいが、誰に聞いても知ってると思う。
  高山ラーメンの元祖(水曜定休)

白川郷 合掌民宿
 「孫右エ門」 8000円(1泊2食)
  岐阜県大野郡白川村荻町360  TEL 05769-6-1167
  白川郷観光協会 http://www.shirakawa-go.gr.jp/index.htm
  宿泊の手配は直接宿へ電話で

和倉温泉
 「あえの風」 
  石川県七尾市和倉町和歌崎8−1  TEL 0767-62-2111
  http://www.kagaya.co.jp/aenokaze/aenokaze.html

八番麺屋
  「株式会社ハチバン」のフランチャイズ。石川県に多く店を出している。
  http://www.hachiban.co.jp/
  県外の人にはあまり人気がないんだって。