パラオって国を知っていますか

 1999年12月24日から29日までの6日間の日程で、パラオ共和国へ旅行に行きました。
 パラオって国はご存じでしょうか? お年寄りの人はよくご存じです。ダイバーもみんな知っています。世界一海の透明度が高いことで有名です。
私たちはダイバーではありませんが、この美しい海を堪能してきました。パラオ旅行の参考になればいいのですが。
 パラオはかつて日本の領土だったこともあり、当時、日本の技術による国土の開発や教育が行われたことから、現在もたいへん親日的な国です。
 地理的には日本からだと真南、赤道の手前に位置し、日本と時差はありません。熱帯海洋性気候に属し、平均気温は30℃前後ですが、貿易風のおかげであまり暑さは感じません。10月から4月が乾期といわれていますが、最近は乾期・雨期の時期がずれてきており、私たちが訪れたときも毎晩スコールがありました。公用語は英語とパラオ語、通貨は米ドルです。
 パラオの人たちは、みんな大きな体をしていますが、とてもおおらかでフレンドリーです。私たちが訪れたときはクリスマスだったため、町中がイルミネーションで飾られていました。飾りは正月までそのままだそうです。



パラオ入国まで

 関西空港午前出発のコンチネンタル航空で旅立ちました。飛行機はB727型機で、日本の空からはすでに引退しています。乗り込んでみると、確かによく使い込まれているように見えます。パラオへは日本から直行便が運行されていないので、必ず乗り換えることになります。(ときどきJALチャーター便を飛ばしているようですが)
 私たちはグアムで乗り継ぎでした。グアムの空港ははっきり言ってつまらない。4時間ほどの長ーいトランジットタイムはグアムに入国することもできず、ただただ待っているのみ。何度もおなじ店を回ったっけ。グアム空港では麻薬犬をよく見かけました。密輸などが多いのかなあ。
 グアムからパラオへは約2時間。あっという間に到着しました。入国審査や税関はフリーパスって感じ。到着ロビーには現地係員方が迎えに来ていてくれ、ホテルチェックインまでがスムーズに運びました。



パラオ・パシフィック・リゾート

 私たちが滞在したリゾートはパラオ・パシフィック・リゾート(通称PPR)といって、ミクロネシア有数のリゾートホテルだそうです。(ツアー予約が遅くてここしかなかったことも事実ですが) それだけあって設備は申し分ありません。部屋はゆったりしていて、エアコン・バスタブ・テレビなど完備(テレビではNHKのBSが見られます)。
 また、免税店、売店、ダイブショップ、バー、レストラン、屋外にはプール、プライベートビーチを持っています。ロックアイランドで親しまれているように岩ばかりでビーチの少ないパラオで、広いプライベートビーチを持っているのはここだけだそうです。ビーチでは海底にはシャコ貝がたくさん生息しており、無数の熱帯魚に取り囲まれます。じっと水中に立っていると足を魚に噛みつかれるのです。嘘みたいな話ですが事実なんですよ。
 高級リゾートだけにちょっとお値段は高いですが、お勧めのリゾートです。レストランはコース料理が食べられる高級なのと、ブッフェスタイルがあります。私たちは朝食も夕食もブッフェのレストランで済ませました。



オプショナルツアー三昧

 パラオには夜に到着するので、ダイビングやオプショナルツアーに参加できるのは翌日になります。私たちはノンダイバーですのでオプショナルツアーでいろいろ楽しみました。ここでご紹介します。

ロックアイランドとセミサブツアー クルーザーでロックアイランドをクルーズし、セミサブ(半潜水艦)で海中を見た後、無人島に上陸してBBQランチ。スノーケリングしながら帰るというツアーです。
パラオの美しい自然を堪能できます。オススメ! (US$100)
体験ダイビング ロックアイランドの無人島まで釣れていってくれて、ビーチエントリーです。インストラクターがきっちりやってくれます。すごくきれいな海中散歩が楽しめます。 (US$130)
クリスタルブルー号デイクルーズ 優雅な大型ヨットで、途中釣りをしながらロックアイランドをクルーズします。釣れた魚は刺身にしてくれました。ロックアイランドではカヤックでも遊べました。 (US$80)
半日市内観光 博物館や水産試験場を訪ね、町を散策します。 (US$25)


 このほかにも多彩なツアーに参加することができます。ただ、日数が短いので欲張りできませんでしたが。やり残したものは、今度訪れたときのために取っておきましょう。
 オプショナルツアーを催行しているのは、現地にある日本の会社のようです。
そういうこともあってか、オプショナルツアーは日本人ばかり集められます。クルーやガイドは日本語ができる人(現地の人とは限りません)ですが、他の外国の方(お客さん)とのコミュニケーションが図れなかったのは少し残念です。
   


 パラオが不便なことの一つに、帰りの便の悪さがあります。
 ホテルロビー集合が午前0時(真夜中)、空港へ移動し出国手続きの後、2時30分頃発の飛行機に搭乗。ほとんど眠れないままグアムで乗り換え、日本を目指します。
 グアムから関空まで3時間半。眠りにつくなり到着です。

 現在、直行のチャーター便が関空発と名古屋発で、不定期ですがかなり頻繁に出ているようです。今度行くなら、これを利用したいところです。
 なんといっても澄み渡った空と、どこまでも透明な海。このような素晴らしい環境をいつまでも残していきたいものです。

 まだまだ紹介しきれないことが多くあります。ご質問等がありましたら、
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パラオの写真を撮ってきましたのでPhoto Albumも見ていってください
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