粉河(こかわ)寺 和歌山県北部を流れる紀ノ川の北岸に位置し、桜の名所として知られている。770(宝亀元)年、鎌垣荘の大伴孔子古(おおとものくしこ)のによって創建された。粉河観音宗の総本山で西国三十三カ所第3番札所として名高い。最盛期には七堂伽藍、塔頭550坊、寺領四万石を有し、高野山、根来寺に次ぐ勢力を誇ったが、秀吉の紀州攻めの際に諸堂を焼失し、江戸時代に再建された。 「紙本著色(しほんちゃくしょく)粉河寺縁起」を有し、観音出現の話と河内の長者の話とが、5段に分けて描かれている。 |
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粉河寺大門 | 庭園と本堂 | |
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枝垂れ桜が美しい | 周囲8mの踞木地(きょぼくち)の大楠 | 面白い刈り込み |
根来(ねごろ)寺 粉河寺と並ぶ和歌山県北部の桜の名所。5000本の桜が境内を覆う。 1126(大治元)年、高野山の覚鑁(かくばん)上人(興教大師)が鎮守の祠と僧房を建てたのがはじまり。のちに、高野山内衆徒との教義上の対立などから高野山を追われ、新義真言宗総本山の基礎を築き栄えた。秀吉の根来攻めでほとんどを焼失し、大塔(多宝塔)と大師堂以外の建物は、江戸時代に復興したもの。大塔に残る秀吉の根来攻めの弾痕が生々しかった。 |
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大伝法堂と大塔 | 大塔に残る弾痕 | |
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大塔(多宝塔) | 光明真言殿 | 本坊庭園 |
紀南の春 黒潮が流れる和歌山南部を紀南と呼んでいる。風光明媚で温暖でどこまでも明るい。 「ひと目百万、香り十里」といわれる南部(みなべ)梅林、温泉と豊かな自然に恵まれた白浜など見どころがいっぱいの地だ^^ |
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上品なピンクの紅梅 | 純白のすもも梅 | |
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色鮮やかなカンヒザクラ | 穏やかな春の田辺湾 | ポンカン、清見オレンジ |
アクセス 粉河寺 阪和自動車道「和歌山IC」より約30分。JR和歌山線「粉河」下車、約15分。 (境内自由) 根来寺 阪和自動車道「和歌山IC」より約20分。JR和歌山線「岩出」下車、バス約20分さらに徒歩20分。 (拝観:500円) 紀南方面 阪和自動車道などを経由が便利(大阪から白浜まで約3時間) |
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