加太(かだ) 和歌山県の西北部、大阪府との府県境近くに位置する。ここは万葉の時代に「形見の浦」と詠まれた景勝地だ。形見とは、干潟の海(潟海)が、同じ読みの形見になったという説がある。この町は漁業や鯛釣りが盛んで、港には多くの漁船・釣り船がひしめく。ビーチは春の潮干狩り、夏の海水浴客で賑わっている。 |
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朝の加太漁港 | ||
淡島神社 毎年3月3日に、お雛様を白木の舟に乗せて加太の海へ流す雛流し神事で知られる。拝殿には人形がぎっしりと並んでいて、なんだか妖しげな雰囲気。祭神の少彦名命は、医薬の神様。とくに女性の病気回復や、安産・子授けなどに霊験あらたかといわれている。女性の神様なので、夫婦で行ったりすると焼きもちをやくんだって。なので、この神社には女性一人で行くのが良いそうです^^ |
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境内や拝殿にずらりと並べられた人形たちは妖しげな雰囲気を感じた | ||
友ヶ島へクルーズ! 加太港から汽船で約20分で到着する。船は19トンで定員120名でとても快適だ。港を出るとすぐに加太の美しい海岸線が見え、全速力で友ヶ島をめざす。友ヶ島周辺は潮流が複雑で速く、鯛釣りが盛んに行われている。この日は秋晴れの穏やかな天気で、波も低くキラキラ輝く海がとても美しかった。 |
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やわらかな秋の陽ざしにキラキラ輝く | 友ヶ島に到着! | |
友ヶ島 江戸幕府の頃から大阪湾に出入りする船舶を監視するうえで重要な位置にあり、1854(嘉永7)年に幕府の命により、加太に友ヶ島奉行を置き友ヶ島に藩士を常住させた。明治には島は陸軍の軍用地となり、友ヶ島と加太町深山に砲台が築かれた。昭和24年に瀬戸内海国立公園の一部となって以後は、全国的な観光地として開発が進められた。 |
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石蕗がきれいに咲いていた | ヒサガキ(椿)に覆われた散策路 | 風が強く一方向に曲がっている |
アクセス 加太 南海加太線「加太」下車、徒歩約15分。 (漁周辺には有料駐車場が多い 500円程度) 淡島神社 加太港からすぐ。 友ヶ島 加太港から定期船で約20分。 2000円(往復運賃) 9:00〜16:00まで1時間毎に運行(12:00のみ運行なし) 夏期は増便、冬期は減便あり |
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