柳生の里

柳生新陰流(しんかげりゅう)剣法を編み出した柳生氏は1万石の大名となった。柳生は柳生氏の発祥の地で、奈良市郊外のどかな山里に名所・旧跡が点在している。

吉川英治の小説「宮本武蔵」やNHK大河ドラマ「春の坂道」の舞台として脚光を浴びた。今なお山里に剣豪たちの声が響く。

柳生家ゆかりの芳徳寺、旧柳生藩陣屋敷、柳生資料館、十兵衛杉、一刀石、ほうそう地蔵などが観光ポイント♪
忍辱山(にんにくせん)円成寺
浄土庭園をもつ名刹で、運慶の作という大日如来像などが安置されている
旧柳生街道

奈良市高畑町から柳生へ通じる街道。奈良から忍辱山(にんにくせん)までは「滝坂の道」と呼ばれ、石畳や古い石仏が優しく迎えてくれる。ただし道はかなりハードな坂道。

忍辱山から柳生まではのどかな田園風景を見ながらのハイキング。大きなアップダウンもなく歩きやすい10キロほどのハイキングコースだ。
南明寺
塀もなく、本堂だけが残っている
夜支布(やぎう)山口神社
祭神はスサノオノミコト
ほうそう地蔵(左)
 正長の土一揆の資料として教科書に載っている有名な徳政銘文がある。「正長元年ヨリ サキ者 カンヘ(神戸)四カン カウ(郷)ニ ヲヰメ(負いめ)アル ヘカラス」とあり、「正長元年以前の借金は神戸(かんべ)の四ケ郷(大柳生・小柳生・阪原・邑地)では帳消しにする。」という意味だ。

六地蔵磨崖仏(右)
 ほうそう地蔵の近くにある、像高30pほどの地蔵6体を半肉彫りしたもの。

柳生街道には多数の石仏がある
街道沿いの田圃は
田植えが始まっていた
柳生の町並み
狭い道路に古い家が残っていた
十兵衛杉
落雷で枯れてしまった
芳徳禅寺
境内には柳生家代々の墓がある
旧柳生藩家老屋敷(家老・小山田主鈴の屋敷跡)
表門、主屋、庭が残っている