10月の奈良は若草山のススキが美しい
また鹿の角きりという伝統行事が行われる
若草山 標高342mのなだらかな全山芝生に覆われた山。丸い丘を3つ重ねたような形から、三笠山とも呼ばれている。若草山頂上には鴬塚古墳が築かれている。5世紀の前方後円墳で、全長約103m、墳丘は2段に築かれている。また、成人の日の前夜には有名な山焼きが行われる 山頂付近からの奈良盆地の眺望がたいへん美しい。秋はススキが風に揺れてとても気持ちがいい♪ |
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芝生に覆われた若草山を見上げる | なだらかな曲線と大仏殿 | |
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木々の中を歩く登山道 | 木々の間を抜けると一重目。ここから頂上への視界が開ける | |
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ススキの間から大仏殿が見える | 若草山の山頂 | ススキが秋風に揺れる |
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鹿の角きり 奈良といえば大仏と鹿のイメージが強い。奈良の鹿は、春日大社の神が白い鹿に乗ってやってきたという言い伝えから、神の使いとして保護されている。 鹿の角きりは、鹿が町民に危害を与えたり互いに突き合って死傷しないように、1671年に興福寺が奈良奉行立ち会いのもとではじめたと伝えられている。はちまきにはっぴ姿の勢子(せこ)達が果敢に鹿を追い込み、捕獲し角を切り落とす様子は迫力があって楽しい。 |
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勢子が一列になって鹿を追い込み、 塀に沿って走らせる |
「十字」、「だんぴ」という縄のついた 捕獲具を投げて角に引っかける |
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必死になって振り切ろうとする鹿との力比べだ | 慎重に取り押さえる | |
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角きり場に運ばれる鹿 | 鹿の気を静めるために水を含ませる | 神官が慎重に角を切る |
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切り落とされた角 | 鹿を離す瞬間は蹴られないように必死 | ユーモアを交えて解説してくれる |
鹿の角 奈良公園の鹿はニホンジカで、雄にだけ角が生える。春に袋角(ふくろつの)という、表皮に包まれた柔らかい角が生え出す。袋角は夏までに一気に枝を増やしながら成長する。夏に成長が止まると根元からカルシウムなどが沈殿して血流が止まり骨化する。秋は発情期にあたり、互いに角を突き合わせ激しく闘争することが多い。そして早春に根元から落角し、新しい角袋が成長をはじめる。 このように角は毎年生えかわる。角の枝の本数は年齢により増えていき、最多で枝が4本となる。(鹿の角きりパンフレットより) |
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アクセス 若草山 入山可能期間 3月中旬〜6月中旬、9月上旬〜11月下旬 入山料 150円 9:00〜17:00 鹿の角きり 鹿苑(ろくえん)角きり場で行われる。春日大社参道沿いにある。 10月中旬の土日祝 入場料 700円 12:00〜15:00 開催日は年によって異なるので要確認 奈良の鹿愛護会HP http://naradeer.com/ |
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