船宿寺(せんしゅくじ)

寺伝によると、1200余年前、葛城王朝のあったこの地に、行基が夢枕に現れた老人に「山の中に船形の大きな岩がある。岩の上に薬師如来を祭るように」と告げられ、その地に庵を立てたのが始まりという。
境内には1000株ものツツジやサツキに埋め尽くされる。また、裏山を借景にした池泉回遊式庭園も美しい。
さらに、境内から眺める金剛山、葛城山の雄姿も素晴らしい。
参道にはツツジの大きな刈り込みがある
大てまりが美しい 躑躅や牡丹などたくさんの花に覆われた本堂
境内をツツジ、ハナミズキなどの花が埋め尽くす 境内から望む金剛の山は印象的
金剛寺(こんごうじ)

800年前、平安朝の文化人である小松内大臣、平重盛公の創建による。金剛寺の薬師如来は「病気封じのお薬師さん」といわれ、七福神の大黒天とともに「長寿と福を授かるお寺」として神仏合体の宮寺以来、祈祷寺として今日に至っている。
境内にはたくさんの植物が植えられ、春の牡丹、秋の菊がとくに美しい。
茅葺きの庫裏 藤の花が満開だった
アヤメとエニシダ レンゲツツジも満開! ヒラドツツジと白檀
境内には美しい牡丹がいっぱい咲いていた 「ぼたん寿司」も美味しいよ
アクセス

船宿寺  近鉄「御所」下車、奈良交通バスで「船路」へ、さらに徒歩15分。  拝観無料(5〜6月は300円)  駐車場あり
金剛寺  JR「五条」下車、五条バスセンターから市内循環バスで「金剛寺」へ。  拝観350円  駐車場あり