燈花会(とうかえ) 1999年から始まった「なら燈花会」。「燈花」とは、灯心の先にできる花の形のかたまりで、これができると縁起が良いと言われている。「訪れた人々が幸せになるように」との願いを込めてろうそくに灯りをともされる。まさに感動的な10日間だ。 また、7月〜10月末まで、毎晩、興福寺や東大寺などでライトアップが行われる。闇夜に浮かび上がる幻想的な古都の文化遺産をゆっくり眺めるのもいいものだ。 |
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猿沢池と興福寺五重塔 | 燈花会は灯りが美しい | |
水面に映る見堂の影と灯り | お客さんも燈火を買い求める | |
浮雲園地のあかり | 春日野園地ではテーマの火の鳥が描かれている | |
浅茅ヶ原では竹組のあかりが美しい通路を歩く | 鏡池に映る大仏殿 | |
春日大社・中元万燈籠 春日大社の万灯籠は、約800年前から続く行事で、境内にある3000基の灯籠すべてに灯がともされる、灯籠をよく見ると様々な模様があって、様々な人が寄進していることが分かる。本殿周辺の回廊にも燈籠が吊られ、ろうそくの灯りが朱色の回廊を照らし幽玄で実に神秘的だ。 万燈籠は節分の日と、8月14,15日に行われる。 |
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本殿では神事が行われていた | 幻想的な吊り灯籠の灯り | |
東大寺・万灯供養会 東大寺の万灯供養会は、8月15日に行われる。お盆に帰省できない方にも御先祖の供養をしていただけるようにという趣旨で昭和60年からはじめられた。約2000基の灯籠に灯がともり、普段入れない正面の中門から入ることができる。また、大仏殿正面の観相窓も開けられ、大仏さまのお顔を拝顔することができる。 |
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中門をくぐって参拝できる | 観相窓から大仏さまの顔が見える | |
元興寺・地蔵会万燈供養 地蔵菩薩の縁日である8月24日とその前日に地蔵会万燈供養が行われ、境内にある石仏ひとつひとつに灯明が灯される。石仏の前に並べられたお皿の上に菜種油と灯芯となる縄に火がつけられ、境内は柔らかな炎にゆらめき、幻想的な雰囲気に包まれる。 |
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17時から本堂で法要があり、その後境内でも行われる | 本堂内に吊されている行燈 | |