葛城路

金剛・葛城山麓を南北に延びる山麓の道で、最も古い街道と言われている竹ノ内街道から、新庄町を経由して、御所市に至る古道を「葛城の道」と呼んでいる。
沿道には数多くの名神大社や由緒ある寺院が存在し、鴨族、葛城族などの古代豪族が、当時の主要道として往来していた道でもある。
葛城山から下山して時間があったので、九品寺から一言主神社まで、のんびり散策してみた。道端にはお地蔵様や道標点在して楽しい♪
九品寺(くほんじ)

聖武天皇の勅によって奈良時代の僧、行基が開基したお寺。浄土宗で、本尊は平安時代後期に造られた、本造阿弥陀如来像。本堂裏に千体石仏とよばれる石仏郡がある。南北朝時代にこの地を支配していた豪族、楢原氏が南朝方について北朝側と戦ったとき、地元の人たちが味方の身代わりとして奉納したもので、そのことから身代わり石仏とも呼ばれている。
境内は桜をはじめ、ツツジ、キショウブ、サツキなど多くの木が植えられている。またモミジも多く、紅葉も美しいだろうな^^
九品寺本堂 千体石仏
サツキが美しかった 庭園のキショウブが満開! 山門横のサツキ
一言主神社
(ひとことぬしじんじゃ)


願いを一言だけ聞いてくれる「いちごんさん」として地元の人から親しまれている。祭神は、古事記や日本書紀の中に見える事代主命だ。
境内には大きな銀杏の木や、神武天皇紀に記述がある土蜘蛛に関係しているとされてる蜘蛛塚などがある。

葛城山は大賑わいなのに、葛城路ではすれ違う人もわずかだった。
道端に生えていたアザミ モミジの種 道端のシロツメクサ


アクセス


九品寺
  近鉄御所駅からロープウェイ行きバスで「櫛羅」下車 約1キロ

一言主神社
  近鉄御所駅から名柄行バス「上名柄」下車 約800メートル。本数が少ないので注意。九品寺からゆっくり歩いても20分。