飛鳥光の回廊 奈良県明日香村で、史跡や町並みをろうそくなどの明かりで彩る「飛鳥光の回廊」が催された。村内の路上には、円筒形のろうそくや、万葉集の歌が書かれたあんどん「万葉のあかり」が置かれた。ほのかで温かいろうそくのあかりに照らされて、いにしえの飛鳥に思いを馳せる。さらに、史跡や寺社のライトアップも行われ、宵闇に幻想的な姿を浮かび上がらせた。 |
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村内の道路が光の回廊に | 温かい光の海 | |
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岡寺の三重塔 | 宵闇の飛鳥寺 | 橘寺の境内 |
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川原寺跡を埋める蝋燭の光 | 石舞台古墳のライトアップ | 伝板蓋宮跡の光のオブジェ |
本薬師寺跡(もとやくしじあと) 698(文武2)年に藤原京に建てられた薬師寺は、平城遷都とともに現在の西ノ京に移転した。現在は、金堂と東西両塔の基壇や礎石が田んぼに囲まれて残るだけで、「本薬師寺跡」と呼ばれている。伽藍配置は平城京薬師寺と同じという。 本薬師寺の周辺の休耕田にはホテイアオイが植えられている。夏〜秋に美しいうす紫色の花を咲かせる。 |
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金堂跡の巨大な礎石 | 東塔跡の礎石 | |
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本薬師寺周辺にはたくさんの彼岸花や布袋葵が美しく咲いていた | ||
安倍文殊院 (あべもんじゅいん) 645(大化元)年に、安倍倉梯麻呂(くらはしまろ)が創建した安倍寺の後身といわれている。天橋立切戸、山形県亀岡と並ぶ日本三文殊の一つで、合格祈願の参拝者が跡を絶たない。本尊は快慶の代表作で、文殊菩薩像としては日本最大の像(7メートル)。。境内には安倍仲麻呂にちなんだ金閣浮御堂が立つ文殊池や、精巧な石室をもつ文殊院西古墳、巨石を積んだ閼伽井(あかい)古墳などがある。桜や秋桜の名所でもある。 |
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弁財天を祀る金閣浮御堂 | 美しい秋桜が咲いていた | |
荒神の里・笠そば畑 奈良県桜井市の北部、標高4〜500mの笠地区では、一面雪を降らせたように、真っ白で可憐な蕎麦が咲いていた。 山々に囲まれた一帯では、国営事業のパイロットファームとして、12haの蕎麦畑を、土地利用組合が栽培している。また、「笠そば処」では、12月頃にはここで採れた蕎麦を味わうことができる。 |
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真っ白で可憐な蕎麦の花が満開! | ||
アクセス 飛鳥光の回廊 近鉄吉野線「橿原神宮前」または「飛鳥」下車、亀バス(周回バス)が運行されている。 駐車場(17時以降)は一部を除いて無料。橘寺、岡寺は拝観無料。 本薬師寺跡 近鉄橿原線「畝傍御陵前」下車、徒歩5分。 拝観自由。駐車スペースがある 安倍文殊院 近鉄大阪線「桜井」から、奈良交通バス「安倍文殊院」下車すぐ。 境内自由、本堂拝観料 700円(抹茶付き) 9:00〜17:00 笠そば畑 JR・近鉄「桜井」駅から車で約20分。 (「笠そば処」は、10:00〜16:00 水曜休) |
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