石山寺

749(天平勝宝元)年、良弁(ろうべん)僧正が開いた名刹。珪灰石(けいかいせき)がそびえている。本尊の如意輪観音像(秘仏)を安置する本堂をはじめ、源頼朝の寄進といわれる多宝塔、桃山時代に再建された入母屋造の東大門などが並ぶ。本堂には紫式部が「源氏物語」を執筆したという源氏の間がある。また、西国13番札所として、花の寺としても親しまれ、年中花が咲いてとっても美しい。
東大門 本堂と源氏の間
月見亭から瀬田川を望む 珪灰石と多宝塔 珪灰石が露出している
とっても美しい奈良八重桜(左)と、紅枝垂れ桜 しじみ釜飯と鯉のあらいのランチ♪
瀬田の唐橋

歌川広重の浮世絵版画の中に描かれた近江八景「瀬田の夕照(せきしょう)」で知られる橋。京都へ通じる軍事、交通の要衝でもあったことから、幾度も焼き落とされたという歴史を持っている。
また、瀬田の唐橋には、俵 藤太(たわら とうた)の「ムカデ退治伝説」がある。平安時代の武将である俵藤太が、承平年間に、瀬田川に住む龍宮の乙姫の願いを聞き、三上山に住む大ムカデを弓で退治したという。
欄干に取り付けられた擬宝珠(ぎぼし)が昔の面影を残していた
琵琶湖疎水

疏水は明治期に琵琶湖から京都に引かれた水路。舟運・発電・上水道・灌漑用水などの目的で作られた。現在は京都市に上水を供給するのが主たる目的だ。
第1トンネルへ続く疎水は桜並木になっていて大変美しかった。このトンネルの上に三井寺が建っている。
三井寺

正式には、長等山園城寺(おんじょうじ)といい、天台寺門宗の総本山。 平安時代、第五代天台座主・智証大師円珍和尚によって天台別院として中興され、一千百余年にわたってその教法を今日に伝えてきた。俗に「三井寺」と呼ばれるのは、天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があり、「御井(みい)の寺」と呼ばれていたものを、後に智証大師が当寺の厳儀・三部潅頂の法水に用いられたことに由来する。
西国第14番札所、桜の名所としても知られたいへん美しい。
観音堂と大津市内を見渡す 満開の桜が美しかった
金堂 弁慶の引き摺り鐘 三重塔
アクセス

石山寺  京阪電鉄「石山寺」下車、徒歩10分 拝観500円
瀬田の唐橋  京阪電鉄「唐橋前」下車、徒歩3分  石山寺から瀬田川沿いに徒歩30分
琵琶湖疎水  京阪電鉄「三井寺」下車、徒歩3分
三井寺  京阪電鉄「三井寺」下車、徒歩10分 拝観500円 (途中、琵琶湖疎水がある)