近江の初夏は藤と新緑が美しい




正法寺(しょうほうじ)

「鎌掛(かいがけ)の藤寺」として名高い「正法寺」は、臨済宗妙心寺派で、本尊は十一面観世音菩薩。33年毎に開帳される秘仏で、安産の守護仏として信仰されている。300年以上も昔に普存禅師が植えたと伝わる藤は、1m以上もの房が垂れ下がる美しい花を咲かせてくれる。この日はまだ五分咲き程度で、少し早かったようだ。
正法寺 境内 正法寺 本堂 正法寺 藤棚
高台から見た境内 本堂内から庭の藤を見る 本堂の縁側からのんびり眺める
正法寺 藤棚 正法寺 藤棚 正法寺 藤棚
美しい藤を見ながら思い思いの時間を過ごす 焔魔堂と藤
五個荘(ごかしょう)

五個荘は近江商人の発祥の地として知られ、白壁と蔵屋敷や優雅な庭園が残されている。近江商人とは、近江に本拠地をおく他国稼ぎ商人のことで、近江八幡・日野・五個荘から多く輩出した。五個荘商人は江戸末期から明治時代の創業がほとんどで、取扱商品は呉服・太物・麻布などの繊維関係が主で、関東・信濃・奥羽・畿内を中心に活動していたという。
五個荘の町並み 五個荘の町並み 五個荘の町並み
白壁と蔵が続く小道 川が流れ鯉が泳ぐ 屋敷にも川の水を採り入れている
外村宇兵衛邸 外村宇兵衛邸 外村宇兵衛邸
近江商人屋敷(広い庭がある外村宇兵衛邸)  武者人形展が開かれていた
外村繁邸 外村繁邸 外村繁邸
近江商人屋敷(どの部屋からも庭が眺められる外村繁邸)
中江正次邸 中江正次邸 中江正次邸
近江商人屋敷(「百貨店王」と呼ばれた三中井一族の中江正次邸)
教林坊(きょうりんぼう)

紅葉と石の寺で名高い「教林坊(きょうりんぼう)」は、605(推古13)年に聖徳太子によって創建された。寺名の「教林」とは、太子が林の中で教えを説いたことに由来し、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩と、ご本尊を祀る霊窟が残され、「石の寺」と呼ばれている。境内はもみじに覆われ、まるで隠れ家のように佇んでいる。晩秋の紅葉はみごだとという。もちろん初夏の新緑もめっちゃ美しかった!
教林坊 山門 教林坊 参道
美しい竹林を眺めながら山門をくぐる 表門に向かう素晴らしいアプローチ
教林坊 境内 教林坊 もみじ 教林坊 説法岩と本尊
庭園をぐるっと回ることができる 本堂を覆うもみじ 説法岩と本尊霊窟
教林坊 遠州庭園 教林坊 本堂 教林坊 書院
美しい遠州庭園 本堂内陣 書院から見る庭園
アクセス

正法寺  近江鉄道「日野」駅下車、バスまたはタクシーで。 名神八日市ICか5あ30分  9:00〜18:00
       協力金 200円 (無料駐車場あり)
五個荘  JR「能登川」下車から、近江バスで10分「五個荘町」下車。 それぞれの施設の入館は200円〜500円
       割安な3館、5館共通券もある。(無料駐車場あり)
教林坊  JR東海道本線「安土」駅下車、徒歩50分。 名神竜王または彦根ICから30分  9:30〜16:30
       拝観料 500円 (拝観可能日に注意・無料駐車場あり)


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