晩秋の鶏足寺と中山道柏原宿を散策




鶏足寺(けいそくじ)

旧飯福寺。735年に行基が開基した古寺で、己高山鶏足寺の別院として名を連らね、最澄が再興したと伝えられ、平安時代には山中に5ヶ寺を構えた。その1ヶ寺である飯福寺は、中世には僧兵を擁する程の大寺であったという。200本におよぶもみじの紅葉は見事で、緩やかな参道の石段や苔むした石垣に、一層の由緒深さが感じられる。
鶏足寺の紅葉 鶏足寺の参道
鶏足寺の見事な紅葉 苔むした参道を歩く
鶏足寺 鶏足寺の紅葉 鶏足寺の紅葉
本堂が見えてきた 参道を埋め尽くす鮮やかな紅葉
石道寺(しゃくどうじ)

726年、延法上人の開基で十一面観世音を本尊とし、己高山5ヶ寺のひとつに数えられ、境内の紅葉がとても美しい。
石道寺の本堂 石道寺の紅葉 石道寺の紅葉
柏原宿(かしわばらしゅく)

中山道69次の、江戸から60番目の宿場町。ここは訪れる人々を遠い記憶の中の、どこか懐かしい世界へと誘い込む。柏原宿の名産物といえば「もぐさ」で、多いときにはもぐさ屋が10軒近くもあったそうな。(現存は1軒のみです)
古い町並みをゆっくり歩いてみるのも楽しい。
柏原宿の町並み 柏原宿の町並み
古い宿場町の風景(歴史館) 現存する唯一のもぐさ屋「伊吹堂」
柏原宿の町並み 柏原宿の町並み 福助
コミュニティセンターと火の見櫓 伊吹山の美しい姿が見え隠れする 福助は実在した番頭さんがモデル
寝物語の里
伊吹山 寝物語の里
初冠雪の伊吹山が美しい 小さな溝を挟んで近江と美濃に分かれる「寝物語の里」
成菩提院(じょうぼだいいん)

815(弘仁)6年、最澄が小さな建物を設けたのが始まりと伝わる。鎌倉時代には天台宗の談議所(学問所)として、湖北一帯を治めていた京極氏の手厚い保護により繁栄した。左甚五郎作と伝わる山門の竜はあまりにも出来がよかったために、本物の竜となって村里にあらわれ、大洪水を起こしたとの逸話がある。
成菩提院の山門 成菩提院の本堂
徳源院(とくげんいん)

鎌倉・室町時代に湖北一帯の守護大名であり、幕末まで大名となって続いた近江源氏佐々木京極家の菩提寺。本堂裏の山麓には、始祖の氏信(うじのぶ)を筆頭に、南北朝時代にバサラ大名として活躍した道誉(どうよ)をはじめ、歴代当主の墓碑である宝篋印塔18基が並んでいる。また庭園のもみじが美しかった。
徳源院の本堂 徳源院の三重塔
本堂 三重塔も美しかった
徳源院の庭園 徳源院の紅葉 徳源院の紅葉
庭園のもみじが美しかった 塀の曲線が美しかった きれいに色づいている木が多かった
北琵琶湖の夕暮れ

長浜から木之本に至る湖岸には葦が茂る湿地帯が残っていて、多くの野鳥が集まってくる。また、沖合には竹生島が浮かび、美しい風景を作っている。
北琵琶湖の夕陽 北琵琶湖の夕景 北琵琶湖の夕景
水辺の植物が茂り、夕陽がとても美しい湖岸 鴨やコハクチョウが飛来する
アクセス

鶏足寺   北陸自動車道木之本ICから15分程度  境内自由 (周辺に駐車場なし。秋のみ臨時駐車場が作られる)
石道寺   北陸自動車道木之本ICから15分程度  境内自由  本堂拝観料 300円 (周辺に駐車場なし)
柏原宿   JR東海道本線「柏原」駅下車、すぐ (名神高速米原ICから15分程度)
成菩提院  柏原駅から徒歩15分程度  境内自由
徳源院   柏原駅から徒歩20分程度  境内自由  本堂拝観料 300円


戻る