早春の近江路




座禅草

水芭蕉などと同じサトイモ科の多年草で、湿地や谷川の畔などに群生し、2月から3月にかけて花が咲く。頭巾をかぶった僧侶が座禅を組んでいるような姿から、達磨和尚をイメージして「達磨草」とも呼ばれる。
琵琶湖の西北、近江今津の湿地に群生し、国内自生地の南限とされている。雪解けとともに咲く座禅草は雪国に春を告げる。
ザゼンソウ ザゼンソウ
ザゼンソウ ザゼンソウ メタセコイヤ
暗紫褐色の仏炎に包まれたような花姿は僧侶の座禅そっくり マキノ町のメタセコイヤの並木
余呉湖

琵琶湖の北側に位置し、周囲6.4kmの小さな湖で、別名「鏡湖」とも呼ばれいる。鏡のような穏やかな湖面に周囲の山々を映す姿が美しい。賎ヶ岳によって琵琶湖と隔てられていて、琵琶湖より49m水面が高い。水上勉の小説「湖の琴」の舞台にもなった湖だ。湖畔の残雪と山々の雪がとても美しかった。
余呉湖 余呉湖
水鳥公園

琵琶湖の東北、湖北町の水辺には38科160種類もの野鳥が集まってくる。滋賀県下で確認された約270種類の60%にあたるという。野鳥センターや観察路などが整備され、気軽にバード・ウォッチングが楽しめる。
水鳥公園 水鳥公園 コハクチョウ
多くの野鳥が集まる湖北 厳しい冷え込みで浮島現象が現れた 北へ旅立ち間近のコハクチョウ
長浜盆梅

盆梅とは鉢植えの梅で、2m以上の巨木や樹齢400年を超す古木などもある。これらは300鉢ほど育てられていて、その中から開花時期にあわせて見頃の盆梅を展示しているの。毎年1月10日から2か月間の会期中、いつも満開の梅を観賞できる。室内には見事な紅梅や白梅、枝垂梅などが咲き誇り、梅の香りが充ちていた。
長浜盆梅 長浜盆梅
第1なぎさ公園

12月下旬〜3月上旬にかけて、約12000本の早咲きの菜の花(カンザキハナナ)が一面咲く。対岸には山頂に雪をいただいた比良山系が望める。菜の花と琵琶湖と雪山というコントラストが実に美しい。
第1なぎさ公園 第1なぎさ公園
第1なぎさ公園 第1なぎさ公園 第1なぎさ公園
アクセス

近江今津(座禅草)
 JR湖西線「近江今津」駅下車、バス「座禅草前」下車3分。(近江今津駅から徒歩30分)  無料駐車場あり

余呉湖
 JR北陸本線「余呉」駅下車、徒歩3分。

水鳥公園
 JR北陸本線「河毛駅」下車、バス「野鳥センター」下車。 無料駐車場あり
 野鳥センター 入館料 200円(双眼鏡など完備)

長浜盆梅
 JR北陸本線「長浜」駅下車、徒歩3分。 有料駐車場あり

第一なぎさ公園
 JR北陸本線「守山」駅下車、バス「第1なぎさ公園前」下車すぐ。 無料駐車場あり


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