枚岡神社(ひらおかじんじゃ)、
枚岡梅林


生駒山の西山麓に位置し、「河内国一の宮」と崇められてきた。約1200年前、二神を奈良の春日大社に分祀したことから元春日(もとかすが)と呼ばれ、藤原氏の隆盛とともに栄えた。本殿は枚岡造りという独自の様式で桧皮葺の社殿が美しい。秋の大祭「秋郷祭」は大変賑やかだ。
本殿南側の斜面には、約400本の梅が植えられた枚岡梅林がある。もと神宮寺のあったところで廃寺になった後、近所の人々が梅を植えたのがはじまりという。梅林から大阪平野を見渡すことができる。
枚岡神社本殿 狛犬ならぬ狛鹿が迎えてくれる
斜面にたくさん植えられた梅林 メジロが遊びに来ていた 朝日を受けて咲く紅梅
道明寺天満宮(どうみょうじてんまんぐう)

947(天暦元)年の創建で、学問の神・菅原道真公を祭っている。道明寺とは道路を隔てて隣接している。宝物館には道真公の遺品である青白磁円碩など多くの社宝が納められている。
境内には80種800本の梅園があり、2〜3月の開花期には梅まつりが行われる。
紅梅と白梅が見事な調和をなす梅園をゆっくり散策する
大阪城梅林

大阪の早春の風物詩として1月末から3月中旬の梅のシーズンには毎年多くの人が訪れる。都心部にこんな大きな梅林は珍しい。また、品種が多いことでも有名だ。
1972(昭和47年)大阪府立北野高校創立75周年を記念して、同校の同窓会より大阪市に寄贈された約20種、880本の梅の木をもとに梅林が造成されたのが始まりである。現在では93種約1250本にも達している。
梅林の反対側、西の丸庭園は桜の名所として有名だ。
大阪城天守閣をバックに紅白の梅が美しい
早春の柔らかい日差しを受けて咲く ビル群はOBP(大阪ビジネスパーク)
大阪天満宮

学問の神様・菅原道真公を祭る天満宮。近くには日本一長い「天神橋筋商店街」があり、「天満の天神さん」と呼ばれ親しまれている。7月の天神祭は、東京の神田祭、京都の祇園祭とあわせて日本三大祭のひとつ。
大阪天満宮は、江戸時代の記録に残るだけで7度もの火災に遭い、現在の本殿は1845(弘化2)年に再建されたもの。
04年から盆梅展が開催されている。樹齢200年を越える銘木もあり、梅の香りが満ちている。
立派な盆梅に思わず溜息が 満開の枝垂れ梅が美しい 亀の池周辺の梅も美しい
アクセス

枚岡神社、枚岡梅林
  近鉄奈良線「枚岡」下車、徒歩5分  境内、梅林自由
道明寺天満宮
  近鉄南大阪線「道明寺」下車、徒歩10分  境内、梅園自由
大阪城公園
  JR大阪環状線「大阪城公園」下車、徒歩10分  園内自由(天守閣入場は有料)
大阪天満宮
  JR東西線「大阪天満宮駅」または地下鉄谷町線、堺筋線「南森町」下車、徒歩5分
  境内自由(盆梅展は500円)


(右の写真は天神橋筋商店街入口)