久安寺(きゅうあんじ) 725(神亀2)年に行基菩薩が開創し、天長年間に弘法大師が再興した「安養院」が前身。1145(久安元)年に賢実上人が近衛帝の祈願所として楼門、金堂、伽藍等を再興して久安寺と称した。ぼたんの名所で知られ、春のつつじ、夏のあじさい、秋の紅葉と四季を通して美しい。 室町初期の建築と推定される優美な楼門が印象的だ。 |
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重要文化財の山門はくぐれない | つつじが美しい本堂前 | |
ぼたん、あやめ、ハナミズキ、モクレンなどが美しい庭園 | ||
住吉公園 1873(明治6)年に開設された大阪でもっとも古い公園。春は桜祭り、夏は隣接する住吉大社の住吉祭り(夏越大祓神事)、正月には初詣と、年中にぎわっている。公園中央部を突き抜ける潮掛道はかつて住吉大社の参道であった。 |
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レトロな阪堺線(路面電車)の車内 | 都心の公園だけどパンジーなどの花が美しかった | |
住吉大社 摂津国の中でも、由緒が深く信仰が篤い神社として「一の宮」という社格がつけられ、人々に親しまれてきた。全国約2300社余の住吉神社の総本宮でもある。第一本宮から第三本宮まで縦に、第四本宮は第三本宮の横に並ぶ縦並びの配置は、住吉大社だけの建築配置だ。本殿は「住吉造」といわれており、神社建築史上最古の特殊な様式で、国宝に指定されている。 |
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住吉大社のシンボルとなっている反橋(太鼓橋) | ||
この付近が波打ち際だったことから 海上守護の祈願に寄進された灯籠 |
第一本宮(本殿は4棟からなる) 神社建築史上最古の様式の一つ |
「五・大・力」と書かれた小石を集めて お守りにすると心願成就にきくとされる |
住吉大社は卯年の卯月の卯日にはじめて鎮座したと伝えられ、卯・兎・卯の花とが大切にされている。卯の花は日当たりのよい山野で、旧暦の卯月(4月)に咲くことから卯の花という。また枝の内が空洞であることから「ウツギ(空木)」とも呼ばれる。「卯の花苑」には25品種が約500株が植えられており、「卯の葉神事」が開催される日から、開花期間中開放される。 | ||
アクセス 久安寺 阪急電鉄「池田」下車、バス15分 (無料駐車場あり) 9:00〜16:00 拝観料 300円 住吉公園 南海電鉄「住吉大社」、阪堺電軌「住吉公園」下車、すぐ 入園自由 住吉大社 南海電鉄「住吉大社」、阪堺電軌「住吉公園」下車、すぐ 境内自由 卯の花苑は開園期間に注意(10:00〜16:00 無料) |