初詣

奈良で著名なところといえば春日大社、橿原神宮など多数の社寺があります。
今年は宝山寺(生駒聖天)を訪ねました。宝山寺は生駒山の東中腹に位置し、1678年に湛海(たんかい)和尚が「歓喜天」を祭ったのが始まり。般若窟と呼ばれる大岩壁を背に本堂・聖天堂・多宝塔などが並んでいます。宝山寺へは近鉄生駒駅からケーブルが便利です。このケーブルは日本最古のもので、2000年に可愛いデザインにリニューアルされました。
(生駒は奈良公園じゃないけど・・・)
生駒ケーブル 宝山寺(生駒聖天)
若草山の山焼き

成人の日の前日に行われる古都奈良の新年を飾る炎の祭典です。
一説には春日大社・興福寺と東大寺の領地争いの仲裁に奈良奉行が山を焼いたのが始まりと言われています。また、一説には、若草山にひそむ猪を追い払うため、害虫を焼き払うため、芝の芽生えを良くするためなど様々な起源の考もがあるみたい。打ち上げ花火の後、午後6時に点火されます。
点火されると瞬く間に燃え広がった
若草山は山焼き後で真っ黒!
飛火野から若草山遠望
椿や水仙の花を見ると近づいてきた春の訪れを感じる♪
春日大社神苑(万葉植物園)にて
鹿よせ

春日大社の参道の南側に広がる飛火野。毎年エサの少ない冬場に、鹿愛護会の方によって行われています、午前10時、鹿愛護会の方がフレンチホルンを吹き出すと、春日大社の方からどどど〜っと鹿の大群が1列になって走ってきます。そのあと、ばら撒かれるおやつの奪い合いが始まります。
このおやつは「サツマイモのスライス」。因みに鹿煎餅の原料はヌカで、つなぎに小麦粉を使っているそうです。
ホルンの音がしたら、山のほうから鹿たちがダッシュしてくる!
奈良町(ならまち)

興福寺から500メートルほど南で、元興寺の旧境内を中心とした一帯を「ならまち」と呼んでいます。
江戸時代末から明治時代にかけての町屋の面影を今に伝えています。まるで迷路のような小道に伝統的な格子の家が軒を並べています。この辺りには神社・仏閣が多く、資料館などの施設も充実しています。じっくり歩きたいところです。
私が訪ねたのは土曜日だというのに、観光客はほとんど見かけずひっそりとしていました。
ならまちへは近鉄、JR奈良駅から徒歩20分くらいです。
元興寺境内
左 : 日本最古の屋根瓦  右 : 無数の石仏・石塔群
藤岡家住宅
かまど炊きのかやくご飯が食べられた
ならまち格子の家(入館無料)
ならまちの伝統的な町家を再現している
十輪院
底冷えで厚い氷が張っていた
庚申堂(こうしんどう)
堂内に木造彩色の青面(しょうめん)金剛立像が安置されている
たくさん吊るしてあるのは「庚申さん」の使いである猿のお守り
背中に願い事を書いて吊るすと願いが叶うといわれ「願い猿」ともいう
身代わり猿
軒先に家族の数だけぶら下がっている
災いを換わりに受けていただけるという
「ならまち」は、たまさんのHP『feel something』で詳しく紹介されてます。
モノクロ写真を交えて素敵ですよ。 ぜひ訪ねてみてください(^O^)


奈良公園の写真集はこちらからどうぞ♪