奈良の蓮と桔梗を訪ねて




喜光寺(きこうじ)

721(養老5)年、行基が創建した。古くは菅原寺と呼ばれていたが、聖武天皇が参詣した際、本尊より不思議な光明が放たれ、それを喜んで寺名を喜光寺と改名した。行基は、東大寺の造営にあたり喜光寺の本堂を参考にしたという伝承から、この寺は大仏殿の「試みの堂」として知られている。菅原の里は、菅原道真の誕生の地でもある。
境内には200鉢あまりの蓮が植えられていて、蓮の美しい寺として有名。また、春先には菅原神社とともに盆梅展が開かれる。
喜光寺の山門 喜光寺の蓮
ひっそりした山門 かわいい?お客さん
喜光寺の蓮 喜光寺の本堂 喜光寺の蓮
多くの種類があって美しい 大仏殿によく似た本堂 夏の陽ざしを受けるととくに美しい
元興寺(がんごうじ)

6世紀末、蘇我馬子により建立された日本最古の寺といわれる法興寺(飛鳥寺)が平城遷都により奈良に移り、元興寺と名を改めた。かつては南都七大寺の一つとして威勢を振い、広大な寺域には、金堂・講堂・塔・僧房などが立ち並んでいたという。平安時代半ばには、その勢威も衰えて、現在は極楽堂と禅室のみが残っていて、屋根の一部には飛鳥時代・奈良時代の瓦が今もなお使われている。
桔梗、萩、彼岸花などが美しいお寺だ。
元興寺極楽堂 元興寺の桔梗
萩に囲まれている極楽堂 色の違うところが飛鳥時代の瓦
元興寺の桔梗 元興寺の桔梗 元興寺の桔梗
美しい桔梗の花に包まれる石仏群
ならまち知路留(ちろる)

元興寺の旧境内を中心とした一帯を「ならまち」と呼び、江戸〜明治時代の町家の面影を今に伝えている。この町家を改装したカフェが点在している。
知路留もその一つで、路地の奥にあり、うっかりすると通り越してしまいそう。美味しいランチ(1000円)を食べさせてくれる。
ならまち知路留 ランチ
叙友舎 烏龍茶 叙友舎(じょゆうしゃ)

中国茶を楽しめるカフェ。叙友舎の烏龍茶はすべて「工夫式(くーふーしき)」という、少し手間をかけた入れ方。味と香りを楽しむ贅沢な時間を味わえる。
数人集まればいろんなお茶の味を楽しめるよね♪
アクセス

喜光寺
 近鉄「大和西大寺」下車、徒歩20分。または、「尼ヶ辻」駅下車、徒歩10分   拝観料 300円
 9:00〜16:00  無料駐車場あり (蓮の開花期は7:00開門)

元興寺
 近鉄「奈良」下車、徒歩20分  拝観料 400円  9:00〜17:00  無料駐車場あり


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