初夏の大和路を散策




般若寺

飛鳥時代に高句麗僧慧灌(えかん)法師によって開創された。のち聖武天皇が鬼門鎮護の寺として堂塔を建立したという。
境内には本堂、国宝の楼門、我が国最大級の十三重石塔、二基の笠塔婆などがある。コスモスの「花の寺」として有名だが紫陽花ややまぶきも美しい。
観光客がほとんど来ない本堂の縁側で、ぼんやり庭を見るのもいいもの♪
般若寺本堂 般若寺の山吹
八重桜と本堂 境内はやまぶきに覆われる
般若寺の楼門 山吹に包まれた石仏 般若寺の十三重石塔
国宝の楼門 やまぶきに包まれた石仏 国内最大級の十三重石塔
春日大社神苑

春日大社の参道途中にある、わが国でもっとも古い歴史をもつ万葉植物園。万葉集に詠まれた約300種の植物を植栽し、それぞれに代表的な万葉歌がそえられている。
春日大社のシンボルでもある「藤の園」や「椿園」、「花しょうぶ園」など四季の花を楽しむことができる。
春日大社神苑の藤 春日大社神苑の藤
室生寺

室生川に架かる朱色の橋を渡って境内に入ると、緑の杉木立の中に弥勒堂・金堂・本堂・五重塔などの堂塔が美しいたたずまいを見せて立ち並んでいる。4月末には石楠花が境内を埋め尽くす。
奈良時代の末期、修円によって建立され、山林修行の道場として、法相・真言・天台などの各宗兼学の寺院として独特の仏教文化を形成してきた。
また、厳しく女人を禁制してきた高野山に対し、女人の済度をもはかる真言道場として女性の参詣を許したことから「女人高野」とも呼ばれている。
室生寺の仁王門 室生寺の金堂と弥勒堂
大きな仁王門をくぐる 金堂(右)と弥勒堂
室生寺の本堂 室生寺の五重塔 室生寺の五重塔
本堂(灌頂堂) 石楠花と五重塔(屋外に建つ五重塔では最小)
室生寺の石楠花 奥の院へ続く 室生寺の奥の院
石楠花に覆われた石段 奥の院へ続く石段 舞台造りの奥の院の位牌堂
長谷寺

真言宗豊山派の総本山、また西国三十三観音霊場第8番札所でもある。仁王門から本堂へ続く回廊(登廊)は399段の石段を登るように作られている。舞台造りの本堂からは広い境内が見渡せる。本尊は木造十一面観音立像。
回廊の周辺の牡丹は唐の皇妃馬頭夫人の献木と伝えられ、150種、7000株の大牡丹園となっている。長谷寺は牡丹が有名だが、桜、紫陽花、紅葉、雪景色と四季それぞれに趣がある。
長谷寺 長谷寺の回廊
「ようお参り」と声を掛けてくれる 登廊横は大きな牡丹園
長谷寺の回廊 長谷寺の牡丹 長谷寺の牡丹
399段の石段を登っていく 150種7000株の牡丹が咲き競う
本堂から見た五重塔 長谷寺の牡丹 新緑の開山堂
本堂の舞台から五重塔を望む 本坊から五重塔を望む 新緑の開山堂
アクセス

般若寺
 近鉄、JR「奈良」下車、バスで12分「般若寺」からすぐ   拝観料 400円
 9:00〜17:00  無料駐車場あり

春日大社神苑
 近鉄「奈良」下車、徒歩30分  拝観料 525円  9:00〜16:00

室生寺
 近鉄「室生口大野」下車、バスで14分「室生寺前」からすぐ
 拝観料 500円  8:00〜17:00

長谷寺
 近鉄「長谷寺」下車、徒歩15分
 拝観料 500円  8:30〜17:30


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