喜光寺(きこうじ) 721(養老5)年、行基が創建。古くは菅原寺と呼ばれていたが、聖武天皇が参詣した際、本尊より不思議な光明が放たれ、それを喜んで寺名を喜光寺と改名した。行基は、東大寺の造営にあたり喜光寺の本堂を参考にしたという伝承から、この寺は大仏殿の「試みの堂」として知られている。なお、菅原の里は、菅原道真の誕生の地でもある。 境内には200鉢あまりの蓮が植えられていて、蓮の美しい寺としても有名だ。 |
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ひっそりした山門 | 美しい蓮の花が咲いていた | |
唐招提寺 759(天平宝字3)年、聖武天皇に招かれて唐から苦難の末に渡ってきた鑑真(がんじん)和上が、新田部(にたべ)親王の旧邸をもらい受けて建立した。唐の国から来朝した鑑真和上の招提という意味で、唐招提寺と称した。我が国最初の律寺であり、現在も日本律宗総本山だ。災禍を免れ、創建時の姿をよく残している。御影堂の鑑真和上像は開山忌(6月5〜7日)に開扉される。なお、現在金堂の解体修理が行われている。 |
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観光客が少なく静かな境内 | 木陰が涼しい境内 | |
唐招提寺はたくさんの種類の蓮が植えられている | ||
春日大社神苑 万葉集にゆかりの深い春日野の地に、約300種の万葉植物を植栽する植物園として開園されたが、現在は春日大社神苑として開苑している。約3haの敷地の中央に池がある回遊式庭園である。 |
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おふさ観音 「おふさ観音」の名で親しまれている寺で、正式名を「高野山真言宗別格本山 観音寺」という。江戸時代に土地の娘「おふさ」さんが、この地で観音様を奉りはじめたのが後にお寺に発展した事に由来する。本尊は十一面観音で、身体の健康を授けて下さると言われている。 イングリッシュローズを中心としたバラとハーブなどの花が咲き乱れる「花まんだら」の寺としても親しまれている。また、7〜8月には風鈴祭りが開催され、境内は涼しい音色に包まれる。 |
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境内はバラと風鈴が美しい | ものすごい数の風鈴が吊されている | |
アクセス 喜光寺 近鉄橿原線「尼ヶ辻」下車、徒歩10分。 拝観料 300円 9:00〜16:30(蓮の開花時は早朝に開門される) 唐招提寺 近鉄橿原線「西の京」下車、徒歩15分。 拝観料 600円 8:30〜17:00 春日大社神苑 近鉄「奈良」下車、徒歩20分。 入苑料 525円 9:00〜16:00 おふさ観音 JR桜井線「畝傍」下車、徒歩7分。 拝観料 境内無料。 |
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