大和文華館
(やまとぶんかかん)


1960年、奈良市西部の蛙股池畔に近鉄創立50周年事業として開設された美術館。土蔵や城郭をイメージしたナマコ壁の建物が周囲に調和している。日本・中国・朝鮮の美術工芸品を収蔵・展示している。
広い庭園「文華苑」は四季おりおり、さまざまな花が咲く。ここには笹百合の自生群落がある。葉が笹に似ているところから名付けられたが、清楚な姿と気品あふれる芳香にうっとり。
ナマコ壁の美術館と笹百合
大神神社(三輪明神)
(おおみわじんじゃ)

桜井市に位置し、万葉集に数多く登場する三輪山をご神体とする、日本最古の神社の一つ。本殿は無く、拝殿と特徴的な三つ鳥居があるだけという。大国主命と少名彦名命を祀り、酒と薬の神様として知られている。
大神神社の摂社の率川神社の三枝祭(別名ゆりまつり)に、三輪山麓の笹百合で酒樽を飾っている。この笹百合は乱獲や自然環境の変化により激減したため、当神社の「笹ゆり苑」で約2000本を植栽している。花を咲かせるまで6年を要するという。
大神神社 二の鳥居 拝殿 この後ろに三つ鳥居がある
淡いピンクとほのかな香りが素晴らしい
アクセス

大和文華館  近鉄奈良線「学園前」駅下車、徒歩7分  入館料600円  駐車場あり
大神神社  JR桜井線「三輪」駅下車、徒歩5分 (近鉄、JR桜井駅からは徒歩20分)  入苑無料  無料駐車場有
 桜井〜天理へ「山辺の道」のハイキングも楽しい。(16km 約6時間)