(虫眼鏡のついた写真をクリックすると大きな写真で見れますよ。別ウインドウが開きます。)

香落渓(こおちだに)

奈良と三重の県境近く、青蓮寺川にできたダムによって生まれた青蓮寺湖(しょうれんじこ)がある。葡萄狩りで有名なところで、湖面には四季折々に美しい風景が映し出される。
青蓮寺湖から遡ると、香落渓。斧で断ち割ったような柱状節理の岩壁が、川に沿って8kmほど続いている。鬼面岩、天狗柱岩、小太郎岩などの名前が付けられている。春にはヤマブキやツツジが見られ、秋には全山が燃えるような紅葉に彩られる。
静かな青蓮寺湖 切り立った崖が続く香落渓
奥香落

香落渓からさらに遡るとなだらかな高原地帯が現れる。香落渓の絶壁からさらに鎧岳、兜岳、屏風岩が続く。これらを合わせて「曽爾三山」といわれている。鎧岳(894m)はその迫力ある山容が、あたかも武者が鎧をつけた感じであるところから名付けられた。
一方、南側には広大なススキ野原の高原が見える。ここが曽爾高原だ。
断崖が続く屏風岩 手前が鎧岳、奥が兜岳
曽爾高原(そにこうげん)

奈良と三重の県境に位置する倶留尊山と亀山の間に広がる高原。
春から夏にかけては緑の草原、空きになると無数のススキの穂が風になびき銀色に輝く。高原の中央には「お亀池」と呼ばれる湿地帯があり、湿地生の植物が多い。
ここのススキは冬に刈り取られ、茅葺きの屋根の材料となる。
お亀池  亀山から曽爾高原を眼下に見る
生い茂ったススキの中の道は気持ちがいい♪ ススキに埋もれてひっそり咲いていた
曽爾高原には可愛い花がたくさん咲いていた^^
アクセス

青蓮寺湖
 近鉄名張駅から三重交通バスで「青蓮寺湖前」下車。
 車の場合は、名阪国道(R25)針IC.から、R369経由で約40分。
 湖畔に小さな駐車スペースがある。

曽爾高原
 近鉄名張駅から三重交通バスで「曽爾高原」下車。所要約60分
 車の場合は、青蓮寺湖より約20分。
 曽爾高原には有料駐車場があるがシーズン中は混雑する。なお、香落渓には駐車スペースはない。