平安神宮

1895(明治28)年、平安遷都1100年記念に、平安京大内裏の正庁を模して造られた。祭神は恒武天皇と孝明天皇の合祀。
3万平方メートルの神苑は、社殿を囲むように広がる回遊式庭園でだ。桜(主に紅枝垂れ桜)、杜若、花菖蒲などが多数植えられている。
また、京都三代祭のひとつ「時代祭」は桓武天皇の平安京入りを再現したもので優美な行列で知られえいる。
(神苑拝観料:600円)
哲学の道

銀閣寺付近から、琵琶湖疏水の支流に沿って南下し、若王子町までの全長1.6キロの散策路。
名称の由来は、近代日本の哲学者・西田幾太郎や経済学者・河上肇などがよく歩き、思索にふけったことから命名された、といわれている。
沿道には染井吉野を中心とした桜並木が続き、見事な桜のトンネルとなる。
法然院

法然上人が弟子の住蓮房、安楽房と六時礼讃(昼夜6度にわたり阿弥陀仏を礼拝、讃嘆すること)を勤めた念仏道場の旧蹟とされ、一時廃絶していたのを、1680(延宝8年)知恩院第38代万無上人が、弟子の忍徴とともに念仏道場として興した。
庭園には椿が多数植えられている。春と秋に1週間だけ内部が公開される。
平野神社

北野天満宮の北西に位置し、普段はあまり目立たない。桓武天皇の母、高野新笠の祖神を祀る。
桜の名所として地元の人々に愛されている神社。794年からの由緒ある神社で、朝廷に崇敬され、後に源氏・平家の氏神にもなったという。
京都では一番早く桜が咲くことでも有名。苑内にはおよそ45種類・500本もの桜が植えられ、満開の桜を見ると思わず溜息が出た。桜の紋が入った提灯が吊されるなど、桜と密着した神社だ。
半木(なからぎ)の道

京都市北部の賀茂川左岸の北大路橋と、北山大橋の間の堤防沿いの道。
約70本の紅枝垂れ桜が植えられ、ピンクの花のトンネルが続いている。開花は少し遅く、染井吉野が満開になるころに開花する。
隣接する植物園も桜の名所として有名だ。北大路橋から南へは、染井吉野の老木が続き、ここも見応えがある。
この日は、紅枝垂れ桜は咲き始めだったが、満開の染井吉野が迎えてくれた。
祇園白川

京阪四条駅から歩いて5分くらいのところ、祇園新橋の界隈は千本格子のお茶屋が軒を連ねる艶っぽいところ。
その一角を流れる白川に沿って、染井吉野や枝垂れ桜、柳などが植えられている。
京都でもっとも情緒のあるところだ。夕闇迫り、格子から漏れる明かりを受けた夜桜は美しいだろうなぁ^^