京都の春 '05




御香宮(ごこうのみや)

日本第一安産守護之大神として広く崇められている。862(貞観4)年9月9日に、この境内から「香」の良い水が涌き出たので、清和天皇よりその奇端によって、「御香宮」の名を賜った。境内には拝殿のほか、本殿、遠州ゆかりの石庭などがある。
椿も多く植えられていて春は美しい。ここには「おそらく椿」があるが開花前だった。小堀遠州がこの椿を見て「おそらくこれ程見事な椿は他にあるまい」と言ったとか。
御香宮 御香宮石庭
拝殿(美しい彫刻が施されている) 遠州ゆかりの石庭
御香宮 御香水 御香宮の藪椿
拝殿を抜けて本殿へ向かう 御香宮の由来ともなった香水 藪椿(おそらく椿は開花前だった)
平岡八幡宮

高雄・神護寺の守護神として、弘法大師が平安の初期に自ら描いた僧形八幡神像を御神体として、宇佐八幡より勧請、創建された、山城国最古の八幡宮。1407(応永14)年に焼失したが、足利義満により再建され、さらに1826(文政9)年に社殿が修f復された。境内には多くの椿が植えられたいへん美しい。また、色とりどりの植物の画を極彩色で描いた本殿の「花の天井画」でも有名。(春・秋に特別公開)
平岡八幡 日光椿 馬酔木
境内には日光椿をはじめとする多くの椿や馬酔木など美しい花がいっぱい!
宝鏡寺(ほうきょうじ)

1644年(寛永21)年、後水尾天皇の皇女理昌尼王が入寺して以来、皇女が住持となった門跡尼寺で、百々御所(どどごしょ)とも呼ばれた。人形の寺としても名高く、多数の人形、双六、投扇、貝覆などの遊戯具を所蔵している。境内には人形塚があり、10月14日に人形供養が行われる。非公開だが、春・秋に人形展が開かれ、この期間のみ公開される。村娘や月光などの椿、紅葉が美しい。
宝鏡寺 宝鏡寺の人形塚 宝鏡寺の人形展
格調高く美しい玄関 境内にある人形塚 人形展(この部屋のみ撮影可能)
地蔵院(椿寺)

通称「椿寺」と呼ばれ、五色八重散椿が美しい。726(神亀3)年、聖武天皇の勅願により、行基が摂津の昆陽池のほとりに建立したのがはじまり。本尊は阿弥陀如来、地蔵菩薩を祀る地蔵堂、十一面観音菩薩を祀る観音堂が建ち並んでいる。満開の紅枝垂れ桜と五色椿が美しかった。
地蔵院 地蔵院
地蔵院の五色八重散り椿 地蔵院の五色八重散り椿 地蔵院の紅枝垂れ桜
満開の五色八重散り椿と紅枝垂れ桜
アクセス
御香宮
 近鉄「桃山御陵前」、京阪「桃山」下車、徒歩5分
 境内自由  石庭拝観 200円  10:00〜16:00
 御香宮のHPは こちら


平岡八幡宮
 市バス、JRバス「平岡八幡前」下車、すぐ
 境内自由  10:00〜16:00
宝鏡寺
 市バス「堀川寺ノ内」下車、すぐ
 春、秋の人形展開催期間中のみ公開  拝観 500円
 10:00〜16:00
 宝鏡寺のHPは こちら

地蔵院

 市バス「北の白梅町」下車、すぐ
 境内自由  〜16:00


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