洛北

京都市の北部、北大路通りより北の地域を洛北と呼ぶんだって。
上賀茂神社、貴船、鞍馬、修学院など、そして今回訪れた曼殊院や詩仙堂など。
この地方は、清少納言や芭蕉、与謝蕪村などの文人たちや、岩倉具視などの政治家らが愛した史跡が数多く残る、歴史のロマンに満ちたエリア。
紅葉の名所として知られ、のんびりと散策を楽しむことができる。
曼殊院

天台宗の門跡寺院の一つ。伝教大師(最澄)の創建で、もとは比叡山の西塔北谷にあって東尾坊(とうびぼう)と呼ばれていた。平安時代に曼殊院と改められ、江戸時代明暦2年(1656)に現在地に再興された。現在の曼殊院は桂離宮を造営した智仁天皇の子、良尚親王が造営したもの。桂離宮の美意識が息づく江戸時代初期の代表的な書院建築といわれている。
庭園

名勝庭園に指定されている枯山水。
庭の芯に滝石があり、白砂の水が流れ出て、滝の前の水分石からひろがり、鶴島と亀島とがある。
この枯山水は、禅的なものと王朝風のものとが結合して、日本的に展開した庭園として定評がある。
5月初旬の霧島ツツジの咲くころと、11月下旬の紅葉のころがとりわけ美しい♪
書院から庭園を見る 枯山水(松の植えてあるのが鶴島)
上之台所 中庭 紅葉は見事だった!
MEMO

市バス「一乗寺清水町」から徒歩20分
拝観料:500円
拝観時間:9時〜17時

霧島ツツジが美しい5月頃と、紅葉の11月がベストシーズン。
雪降る冬も観光客が少なく穴場!
紅葉きれいでしょう(*^_^*)


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