山科疎水

琵琶湖疎水は、琵琶湖から京都市伏見区までの総延長20kmに及ぶ。中でも山科地区をとおる流路は、山科疎水とよばれ、沿線は東山自然緑地公園として整備されている。春には桜のトンネルとなり人々に親しまれている。
第3代北垣京都府知事が、明治維新と東京遷都のため沈みきった京都に活力を呼びもどすため、琵琶湖疏水の建設を取り上げた。疏水の水力で新しい工場をおこし、舟で物資の行き来を盛んにしようという計画だ。
琵琶湖疏水は着工から5年後の1890年に完成。水力発電を採用したため、新しい工場が生まれ路面電車も走り、京都に活気を取り戻した。
毘沙門堂 (地下鉄・JR山科駅から徒歩15分くらい)
行基が開いた。本尊は毘沙門天。動く襖絵が有名なお寺だ
疎水沿いは桜のトンネルとなる 蹴上(東山区)まで続く疎水トンネル 蹴上でトンネルを抜けた疎水
関西電力蹴上発電所 インクライン(傾斜鉄道)の桜 船を乗せた台車が走っていた
南禅寺

臨済宗南禅寺派の大本山。三門は「絶景かな」の五右衛門伝説で有名だ。
紅葉で有名なところだが、せっかく近くまできたのだからと立ち寄ってみた。
日本一大きな三門に登ると、思わず「絶景かな」と唸りたくなった(笑)
大方丈は寝殿造の名建築、禅院式枯山水の庭園「虎の子渡し」などたくさんの見所がある。
境内には水路閣があり、古代ローマの水道橋がモデルと言われ、明治以来のレンガ造りの建物は、エキゾチックなムードをかもしだしている。
水路閣 (ここを流れた水は哲学の道へと続く)
南禅寺境内の桜も美しい 三門から見た風景 禅院式枯山水の庭園「虎の子渡し」


Back Next