西播磨の春'07




大歳神社(ださいじんじゃ)

兵庫県宍粟市山崎町の大歳神社には、960(天徳4)年に上寺の与右衛門が植樹した樹齢1000年以上、藤棚の面積420uの天然記念物に指定されている千年藤がある。また、藤の花の甘い香りは「環境省・かおり風景100選」にも選定されている。5月上旬には藤まつりが開催され、夜間には藤棚のライトアップも行われる。境内は満開の藤の甘い香りに包まれていた。
大歳神社の千年藤 大歳神社の千年藤
大歳神社の千年藤 大歳神社の千年藤 大歳神社の千年藤
「千年藤」は境内を埋め尽くし、甘い香りに包まれていた
平福しゃくなげの里

昭和54年、法師塚のお堂建立を記念して植えられた石楠花。今では、小高い山の斜面に色とりどりの15000本の石楠花が新緑に映えて美しく咲き競う。
平福しゃくなげの里 平福しゃくなげの里 平福しゃくなげの里
平福宿

南北朝時代に城下町として栄えた平福だが、わずか30年でその用を終えた。時の移ろいとともに、因幡街道の宿場町として姿を変えた。土蔵や川座敷が川面に映える川端風景や、古い商家などがその面影をとどめる。また、13歳で兵法者と勝負した宮本武蔵初決闘の場がある。のんびり歩くと、ノスタルジックな気分にさせてくれた。
平福宿 平福宿
平福陣屋跡 千本格子や蔵造りの家並みが残る
平福宿 平福を走る智頭急行 平福駅
土蔵や川座敷が旅人の郷愁を誘う のんびり走る智頭急行 近畿の駅百選の平福駅
萬勝院(まんしょういん)

通称「ボタン寺」と呼ばれる古刹。奈良時代に行基によって創建され、弘法大師、赤松氏ゆかりの寺。かつて「西の高野山」と呼ばれていたと伝わる。裏手の斜面にはボタン園があり、約124種1万余輪が植えられている。人里から離れ、まるで隠れ家のような花の寺だ。
万勝院 万勝院のボタン園
万勝院の本堂 万勝院 万勝院
杉木立に建つ本堂 境内のボタンが満開だった
アクセス

大歳神社
 中国自動車道「山崎IC」より約5分  境内自由  無料駐車場あり

平福しゃくなげの里
 智頭急行「平福」下車、徒歩15分
 中国自動車道「佐用IC」より約5分  入園料 600円  無料駐車場あり

平福宿
 智頭急行「平福」下車、すぐ
 中国自動車道「佐用IC」より約5分  入園料 600円  無料駐車場あり

萬勝院
 山陽本線「上郡駅」より車で約30分  拝観料 500円  牡丹開花時は駐車有料
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