砥峰高原(とのみねこうげん) 兵庫県神崎郡大河内町の砥峰高原は、90haのススキの原生地が広がる。屋根に葺く茅をとるため、地元の人たちがススキの草原を再生させたそうだ。この草原は春に山焼きをして維持している。穏やかな秋、起伏に富んだ草原のあちこちで銀色の穂が波打っていた。湿原には800mの木道が設置され、展望台や東屋をめぐる3kmのハイキングコースも整備されている。 |
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展望台付近から見渡す高原 | 湿原の木道をのんびり歩く | ふと見かけたリンドウ |
生野銀山 807(大同2)年に開坑され、室町年間に山名祐豊が銀鉱脈を発見し本格的な採掘が始まった。江戸時代には徳川家康が「銀山奉行」を設置、明治時代に宮内省御料局の所管に移され皇室財産になった後、三菱合資会社に払い下げられ、国内有数の大鉱山として稼行してきたが昭和48年に閉山した。坑道は総延長350Km、地下880mの深さまで達しているが、現在は、1kmを観光坑道として公開されている。 |
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「銀山奉行」を模した入口 | 鉱石と従業員と家族を運んだ1円電車 | |
菊の紋が入った石造りの門柱 | 蟻の巣のような坑道の模型 | 坑口の横には美しい滝があった |
フランス式の石組で築造された坑口 | 奥へ奥へと延びている坑道 | 巨大な捲揚機 |
岩盤の弱いところは補強されている | 江戸時代の坑内作業を再現している | 延々と続いている坑道 |
アクセス 砥峰高原 播但連絡自動車道「神崎南ランプ」より約20km 無料駐車場あり 生野銀山 播但連絡自動車道「生野ランプ」より約6km 無料駐車場あり 入場料 900円 9:00〜17:00 |
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