伊賀上野

三重県北西部に位置し、奈良、滋賀、京都に接する上野盆地の中心に位置する旧城下町。俳聖芭蕉の故郷、伊賀忍者発祥の地として知られ、ゆかりの史跡も多い。
街の北側の丘には、白亜三層の伊賀上野城が、静かな雰囲気をかもしだしながら、その端麗な姿をみせている。
三層三階の絢爛たる桃山様式を誇る伊賀上野城は1611年、藤堂高虎の築いた天守基台の上に、1935年に再建された木造の天守閣がある。白鳳城と呼ばれ、美しい姿を見せてくれる。上とである。
伊賀上野城
かわいい天守閣とともに、高い石垣は30メートルの高さがある。
伊賀上野は、漂泊の詩人として各地を旅し「野ざらし紀行」「奥の細道」などの紀行文や数々の名句を生んだ松尾芭蕉の生誕地でもある。芭蕉翁は処女作「貝おほひ」を書き上げた後、江戸へ下ったが、その後もたびたび当地へ足を運んだという。
伊賀上野城がある上野公園には、芭蕉翁の旅姿をあらわした聖堂「俳聖殿」がある。また街を少し外れたところに芭蕉翁生家がある。
ゆっくり歩いて約半日。小さな街にはふるさとの香りが残っている(^O^)

排聖殿
芭蕉翁生家
蓑虫庵
芭蕉翁の高弟、服部土芳の草庵
寺町界隈
このあたりは寺が集まっている
昼食は美味しいそば♪
おばあちゃんの大声で迎えてくれる
伊賀上野は忍者発祥の地とも言われている。伊賀地方は、薬草から秘薬の製造や、火薬の調合を行なっており、その秘密の製造方法を書き留めた巻物を狙い、賊の侵入がしばしば起こっていた。そこで自衛のために多くのからくりを設けたため、忍者屋敷と言われている。
忍者屋敷(伊賀流忍者博物館)には、どんでん返しや抜け道、隠し階段など様々なからくりがあって楽しい(^O^)

伊賀上野へはJR伊賀上野、近鉄伊賀神戸から近鉄線が走っている。松本零士氏作のペイント列車が楽しい。
自動車の場合は、大阪・名古屋から名阪国道を経由すると便利。
伊賀流忍者博物館 近鉄線の電車
滝谷花菖蒲園

奈良県宇陀郡室生村にある広大な敷地をもつ花菖蒲園。4月から芝桜、5月はテッセン、6月には600種100万本の花菖蒲が紫陽花やサツキとともに開花する。
この日は少し時間があったので、帰りに立ち寄ってみた。
まだ少し早く2〜3分咲きといったところ。そのためなのか、入園招待券をいただいた。アジサイも美しそうだし、もう一度行ってみようかな♪
滝谷花菖蒲園